2011/6/26
今回DTをオフロード仕様化するにあたり、フロントフェンダーをオフ用に戻すついでにゼッケンプレート化もまとめてやってしまおうと考え、長年温め続けてきたこの計画の実行を決断しました。
DT200WR純正の予備パーツが手元にあるので、当初はDTの純ノーマルに戻すことも考えましたが、年式の新しいモデルの純正パーツを流用できれば、当分はパーツ供給の不安を抱えることなく、心おきなくボロボロにできますから(笑)、流用する方向で進めました。
ゼッケンプレートとフロントフェンダーの仕様を決めます。
まずはフェンダーから。
DT200WRのボディカラーは「パープリッシュホワイトソリッド1」で、面積の大きいフェンダーについては同色、せめて白系にしなければデザイン的に話になりません。
ただ、白のYZ・WR系なんて'98YZ400Fしか思い浮かばない…そうなると自動的にゼッケンプレートも'98モデルのものを選ぶことになってしまう?
それはちょっと…と思い、詳しく調べてみたところ、'07モデルから白のボディカラーが、限定モデルながらも復活しているではありませんか!
しかも色はDTと同じパープリッシュホワイトソリッドです(^^)b
フェンダー取付穴のピッチも、ネット等で調べてみると00〜05あたりのYZ・WR系とは互換性がありそう ⇒ DT200WRにもOKのようです。
デザインも'06からアルミフレーム化された際に変わったようですが、すっきり細身で好感が持てます。
次に、マシンの顔となるゼッケンです。
こちらはデザイン重視で決めました。
形状は大まかに、
で分類できます。
デザイン的にはシンプル・オーソドックスかつスマートなBが好みで、@Aは取付用の穴が正面に開いているが気に入らず、Cは先鋭的(近未来的?)すぎて私のDTのイメージに合わないかなぁと。
ただ困ったことに、Bあたりの年式のゼッケンは、青ベースのゼッケンプレートにナンバー部分だけ白デカールを張る仕様なんです( ゚Д゚)
で、再び調べてみると、なんと'05モデルだけはベースが白の仕様でした!
DTオーナーに限らず、'00〜'05のデザインのゼッケンで白が欲しい方は、このモデルのパーツを選ぶと良いですよ(^^)
もうひとつの問題はパーツ間のフィッティングです。
フェンダーは'07用を使うため、ゼッケンプレートの下部の形状とフェンダー上面の凸凹が合うかが分かりません。
また、YZ・YZ-Fは'04から、WR-Fは'05からトップブリッヂ(フロントフォークピッチとアウターチューブの径)が変更されており、それ以降の年式のゼッケンが'00〜'03YZ用のプロテーパー製トップクランプに装着できるかも不明です。
まあそれについてはゼッケン裏の配線等の処理の問題や、フェンダーとの面合わせの必要性がありますから、結局ステーを使って位置合わせしないと駄目になるでしょうね(^^;)
様々な画像や情報を収集して検討した結果、なんとかいけるだろうと判断し、フェンダーは'07YZ250F用、ゼッケンプレートは同じくYZ250Fの'05モデル用の組み合わせで行くことにしました。
前置きが長くなりましたが、以下、発注したパーツ…
さすがに高年式モデルのパーツ、良心的(常識的?)な価格設定ですね。
DTの純正パーツはどちらもこの2倍近くしています。
危惧されたパーツ相互のフィッティングは問題なし!
…どころか、同年式のもののようにぴったりです(^^)v
フェンダー中央の溝も思っていたよりも深く、
この溝があまりに浅いようなら、現状アンダーブラケットとフェンダーの間を通しているメインハーネスを上に出そうかと考えていましたが、
これならちょっとした厚みのスペーサーを追加するだけで対応でそうです。
DTのフロントフェンダーを取り外して比較してみます。
DTの方はカットしているため完全な比較にはなりませんが、'07YZ-Fフェンダーの方が細身ですっきりしていますね。
ちなみに取付穴のピッチは同一でした。さすがヤマハです(笑)
でもそれが、ユーザーにとっては嬉しかったりするのです。
溝の深さは…
DT200WR純正フェンダーが約14mm、
'07YZ250F純正フェンダーが約9mmでした。
5mm程のスペーサーを追加してやればOKでしょう。
カラーはDTのものを流用します。
スペーサーはジュラルミンのワンオフで!とゴージャスに行きたいところですが、時間的にも予算的にも厳しいので、ホームセンターでステンレスワッシャを買ってきました。
価格は税込み105円也(笑)
4枚で4.65mm、
もう一枚追加しても良いくらいですが、あまり枚数を増やすと不安定になるので、このくらいで止めておきます。
それでもワッシャの穴径に余裕があるため、グラグラして不安定です。
いずれはワンオフするか、それに準ずる既成の軽量スペーサーに交換したいですね。
フェンダーを仮止めしてみます。
少々きつくてプラスチックのチューブが潰れ気味ですが、許容範囲内でしょう。
シュラウドやラジエーターへの干渉もありませんでした(^^)b
しかし問題がひとつ…DT200WR純正カラーは軸部分の長さが足りません。
このままボルトを本締めしてしまうと、プラスチック本体を潰してしまうことになります。
そこで事前に準備していたYZ250F純正のカラーの登場です。
PNは90387-06090で、価格は116円/1個でした。
DT200WR純正カラーと比較してみます。
YZ-Fのそれは傘部分の厚みが薄く、こちらを使う場合、更に厚いスペーサーが必要になります。
具体的には、傘部分の厚さがDT純正が約4.15mm、YZ-Fが約1.35mmですからその差は約2.8mm、2枚または3枚のワッシャを追加しなければなりません。
さすがにこれ以上枚数を増やすのは厳しいので、何かいい方法は無いかと考えていたところ…すぐ目の前に良いものがあるではありませんか!
そう、DT200WR純正のカラーです(笑)
灯台下暗しとはまさにこのことですね。
ですから、寸法的にも悪くはありません。
これなら穴径も取付ボルトの直径ギリギリに設計されているので、安定感もまずますです。
先に購入していたワッシャは穴径が合わなかったので、ホームセンターのバラ売りコーナーで、現物合わせで購入しました。
無用に大きくて重い(8g×8枚+DT純正カラー7g×4=92g!)のが不満ですが、とりあえずこの場はこれで一時的に凌ぎます。
スペーサーを入れた分だけボルト長が足りなくなるので、同時にホームセンターでステンレス六角ボルト、スプリングワッシャおよびプレーンワッシャを各4個ずつ購入しました。
ステンレス対アルミは「かじり」やすいのと、場所が場所(フェンダー裏)なだけに固着防止のためウレアグリスをねじ山に適量塗りました。
締付トルクは特に指定されていないので、M6ボルト一般の指定値の0.55〜0.8kgmで締め付けることになるかと。
ここは振動が多く、締付トルクが緩すぎるとフェンダーが脱落する恐れがあり、また逆にオーバートルクでねじ山を破損したり、ボルトを折ったりしやすい箇所でもありますから、トルク管理は慎重に。
私はラチェットの軸部分を握り、この状態で締め付けられるところまで締め付けるようにしています。
とりあえずフェンダーだけ変えてみました。
あら、このままでも十分いけそうな感じですね。
YZフェンダー側に、DTライトカウル下部の突起を差し込む穴を開けて、DTフェンダーに付属のゴムブッシュを移植してやれば、浮いた感じもなくなりますし、固定もしっかりするのではないでしょうか。
…なんて、今回はゼッケンプレート化することが第一目標ですので(^^;)、このまま作業を進めます。
DT200WR純正ライトカウルと'05YZ-Fのゼッケンを比較。
意外にもYZゼッケンの方が大きいことが判明(゚д゚ )
YZゼッケンは上部のボルト穴と、下部の突起(フック)をアンダーブラケットのステーに掛けることにより固定します。
上部のボルト穴にはアルミ製のカラーが付属してきました。
カラーの穴径はM6ボルトに対応しています。
深く考えずにそのまま取り付けてみます。
位置が明らかに上寄りになるので、カラーは外しています。
それでもフロントフェンダーとゼッケンとの隙間がかなり開いてしまいました。
ゼッケン裏の突起とアンダーブラケット側のステーとの勘合も浅すぎて、何とか引っ掛かっているといったレベルです。
ゼッケンの取り付け位置をもう少し下げないとダメですね。
ステーの作製まで含めた再検討が必要です。
あくまでも仮装着状態ですが、
遠目に見れば(笑)なかなかいい感じです。
もちろんこの状態のまま公道を走らせることはできないので、引き続きウインカー、ヘッドライト、スピードメーターのマグネットセンサー化およびメーターステーの設置を行います。
ウインカーの移設はこちら。
ヘッドライトの装着はこちら。
ACEWELLスピードメーターのマグネットセンサー化はこちら。
メーターの設置は…試行錯誤中につき、レポートは後日掲載します。
さて、メーターの処理に困りました。
できるだけ目立たず、かつ見やすい位置となると…バーパッドに埋め込む方法も考えられますが、少なくとも今のACE-2802ではパッドの厚みが足りず無理ですね。
ゼッケン裏のスペースに収めるなら、ゼッケンの取り付け位置をもう少し前方に移動しないといけません。
ウインカーやヘッドライト等の設置方法との兼ね合いもあるので、メーター交換まで視野に入れて検討する必要がありそうです。
それでもオフロードを走行するのにメーターをブラブラさせておくわけにはいかないので、
とりあえず手持ちのステーで無理矢理固定しました
見た目は二の次、…いや三の次くらいですが( -_-)、視認性は抜群です(笑)
ウィンカーを移設するため、トップブリッヂも変更しました。
詳細はこちらです。
交換した'99YZ125純正トップブリッジに合うように、新たにステーを作製します。
L字の汎用ステーはホームセンターで各種取り扱っていますが、穴位置がしっくりきそうなものがなかなか見つかりません。
困っていたところ…ちょうどいいものを見つけました( ̄ー ̄)
今使っている仮メーターステーを半分に切れば…
良い感じのステーの出来上がりです。
何が良い感じかというと…
ゼッケンプレートの前後の取り付け位置を調整できることと、
取付ボルトを仮止めした状態でステーに通せる点です。
このように手の入る隙間も無いほど狭い場所では、ナットがボルトにうまく喰い付かず、ポロポロ落としてイライラしますよね。
これは思った以上に便利です(^^)
さて、実際に取り付けてみると、
フェンダーとゼッケンとの隙間は付かず離れず丁度良いくらいですが、アンダーブラケットのステーとゼッケンのフックとの引っ掛かりは相変わらず浅いです。
まあ、突起がステー穴の下からわずかに飛び出してはいるので、OKとします。
両側ともこのオープン形状であれば、上下位置も調整できて最高なんですけどね(^^;)
しかしこれでまたメーターステーについてあれこれ考えなくてはならなくなりました。
とりあえずはホームセンターで売っている曲げステーを駆使して乗り切ろうと考えています。
ウインカー、ヘッドライト等を組み込んだ最終型です。
モタード化を決意した当時思い描いていた理想の姿が今、DT200WRの原点であるオフロード仕様において実現しました。
スピードメーターステー(仮)を作製しました。
ホームセンターで買ってきた汎用の曲げ板を、
切ったり曲げたりして…
こんな形に。
メーター裏に飛び出した固定用の2本のネジ山は、径はM5でその間隔は46mmですが、このステーは穴の位置も径もほぼぴったりでした。
これをゼッケン固定ボルトに共締めし、
最後にメーターを組み付けます。
ゴム製の防振用スペーサーを挟むことにより締め付けが弱くなるのを補うため、セルフロックナットを使用しています。
メーターの(仮)固定完了!
もう少し取り付け位置を下げて、本体をゼッケン裏に隠せると良いのですが、ACE-2802メーターは前後に幅があるので現状ではこれが限界です。
とはいえ、メーターを固定しないことには満足にオフも走られないので、当分はこの仕様で我慢しつつ、メーターおよびステーの今後についてはゆっくり考えることにします。