lamp / ランプ類

2011/6/25

DRC/フラッシャーホルダー TYPE-9912

  • ◇ このパーツの満足度 → 65/100
  • ◇ 取り付け難易度 → 簡単
  • ◇ 取り付けに必要な特殊工具や加工 → 必要なし

ウィンカーの行き場に困る…

ライトカウルをYZ250Fのゼッケンプレートに換装するため、現在ライトカウル側に取り付けているウィンカーを移設します。

これまでは、ライトカウルの固定用フックにこんな感じで強引に取り付けていました(^^;)

というのも、以前導入したプロテーパー/P3アッパートリプルクランプが、クランプボルト3本で固定(しかも前留め)するという特殊な仕様であったため、市販のウィンカーステーに適合するものが無かったからです。

PRO TAPER/P3アッパートリプルクランプ

加えて取り付けピッチが極端に狭く、1点止めのL字汎用ステーすら受け付けられない状況でした。

今回交換するYZ-Fのゼッケンプレートにはもちろん、ウィンカーを取り付けられそうなフックなどは見当たりません。

新たにステーを作製し、別の場所に移設するしか無さそうです。

ウィンカーステー製作

実はおおよその構想についてはすでに練り上がっています。

こちらは現在のトップクランプ周り…

DT純正ライトカウルをゴムバンドで固定するためのステーが取り付けられています。
このステーを基に、更にウインカー用のステーを追加してやろうと考えています。

計算では、中心から約13.5cmのところにPOWER/フレックスウィンカーの取り付け面が来ると良い感じになりそうです。
恒例のホームセンターでステーを物色したところ…

これらが一番良さそうでした。
ステーの穴が長穴になっているので、多少の調整は効きそうです。
ただいくらステンレスとはいえ、3本で1,000円超はちょっと高かったかな(-_- )

ちなみに左上の短いステーの役割は…

補強です(^^)

実際に取り付けてみました。

配線の変更は特にありません。
線を抜き差しする場合は、ウインカーの左右を間違えないように。

ゼッケンプレートを被せてみました。

見た目は悪くないですね。
もう少しウインカーの取り付け位置を内側に詰めたいかな、といったくらいです。

ただ一つ気になる点が。
ステーは補強とボルト止めの位置を工夫したことにより、垂直方向にはめっぽう強くなりましたが、前後方向の入力には弱く…

ステーとフロントフォークアウターとのクリアランスも狭いため、ちょっとした衝撃や風圧などでもステーがアウターチューブにガツガツ当たり、最悪削れてしまいそうです。

まあその点については、アウターチューブにクッション材等を貼り付ければ回避できる問題なのですけど…無用に大きいステー等による重量の増加も著しいですし(ステー4本+ボルト・ナット・スプリングワッシャ・プレーンワッシャ各4個で計155g )、あとはゼッケンプレート裏をできるだけすっきりさせておかないと、ゼッケンの取り付け位置が手前に来すぎて見苦しくなるという、ゼッケン化構想が当初から抱える問題をクリアできなくなる恐れもあります。

市販のステーを利用できる仕様に変更

その後様々な経緯を経て、やはり市販のステーを使用できる態勢に戻すことを決意し、最終的にはフロントフォーク落札時に付属してきた'99YZ125の純正トップクランプ+PRO TAPERのユニバーサルクランプに、

DRCの汎用フラッシャーホルダーTYPE-9912を組み合わせる仕様で落ち着きました。

左右セット(カラー付属)で、購入価格は840円でした。

YZ125純正トップクランプはサイド止め仕様のため、TYPE-9912(コの字型)を選んでいます。

すると…

クランプボルトを締め付けようにもトルクレンチが嵌まりません!( ゚Д゚)

YZ125のクランプボルト(ハンドルクラウン締付ボルト)は2.3kgmで指定されており、強く締め付けすぎると、アンダーブラケットほど影響は出ないにしろインナーチューブの動きを妨げてしまいますから、ここはテキトウに締め付けることはできません。
クランプ本体はステアリングステムに高トルクで固定されているため、若干弱いくらいのほうがマシ(問題が無いわけではない)ですが…

DRCステーの形状はこんな感じなので、

もしかすると同サイズのキャップボルトに変更+軸の長いヘックスソケットがあれば、トルクレンチで直に締め付けられるかもしれませんね。
ただ、斜めに入ったヘックスでは正確な締付トルクは測定できず、締め付けミスの危険性を完全に払拭することはできません。

私が取った方法はまず、フラッシャーステーを外した状態で、指定トルクに設定したトルクレンチでクランプボルトを締め付けてみて…

その感覚を忘れないうちに(笑)、

メガネレンチで、先ほどトルクレンチで締め込んだ時と同じ位置(力点)を握り、同じくらいの感覚で締め付けます。
できるだけボルトに近い位置を掴んだ方が、オーバートルクになりにくくなります。
これで本当に正しいトルクに締め付けられるかは微妙ですが(^^;)、まあやらないよりはマシかと。
なお、間にステーを咬ますとネジ山の入る深さが変わるので、印をつけて同じ位置まで締めこむ例の方法は使えません。

ウィンカーの処理完了

取り付け完了!

さすがに収まり良く、しっかり固定されています(^^)

ただ、ウインカーの取り付け位置が外寄りになりすぎている感があり、少し斜めから見るとステーの繋ぎ面が見えてしまう点が残念ですね。

垂れ下がったウィンカーの配線も格好悪いので、ステーに直付けするタイプのLEDフラッシャーへの変更も検討しています。