灯火類

2011/6/25

ヘッドライトをPIAA/2輪用スポーツランプ 002S スーパーホワイトに換装

  • ◇ このパーツの満足度 → 85/100
  • ◇ 取り付け難易度 → ステーさえ用意できれば簡単
  • ◇ 取り付けに必要な特殊工具や加工 → 電工ペンチ

PIAA/2輪用スポーツランプ 002S

 ゼッケン化後のヘッドライトには、PIAA製の2輪用小型軽量スポーツランプ002S(ML28)を採用しました。

 当初はゼッケンプレートをくり抜いたり、CYCRAのメッシュタイプのゼッケンを用いるなどして、ゼッケンの裏側からライトを照射するつもりでしたが、トレールのDT200WRはゼッケン裏のスペースが狭く、ライトの放熱によるトラブルが予想されることや、ゼッケンプレートの取り付け位置も制限されることなどから、モタード車のカスタムで有名なDIABLOさんが提唱する「サイド2灯式」で進めさせていただくことにしました m(_ _)m

 震災の影響か、メーカー在庫切れで約3週間待たされました。

 HI/LO用にそれぞれ1つずつ、2個使用します。

 私は青白いヘッドライト光に格好良さを感じていないので、より視認性を重視したプラズマイオンイエロー光タイプ(ML29)にしても良かったのですけど、レンズの黄色がやけに目立ってしまうのが嫌で、結局スーパーホワイトを選びました。

 電源との接続はギボシ端子で、

本体にステーがセットされています。

 上下逆さに取り付ける際は、本体をひっくり返すのではなく、ステーを取り外してステーを上下逆に取り付けるようにしてください。

 本体底部に水抜き用のドレーン穴があるからです(^^;)

 実はヘッドライトの固定方法として、こんなものも考えていました。

 後付け汎用のミラーホルダーです。

 002Sのステー固定ボルトはM10なのに、なぜあえてM8用を購入したかというと…M10のバックミラーはネジ部のピッチが「細目」だからです。

 どちらにしろ付属のステーボルトは使えませんし、代わりに必要になるM10の細目ボルトは、一般的なホームセンター等では入手できないでしょう。

 取付イメージはこんな感じ…

パッと見良さげに見えますが、困ったことに、

ライトが明後日の方向を向いてしまいます(-_- )

 ハンドルの取り付け角度を変えれば、ヘッドライトの向きも微妙に変わりますが、ヘッドライトの光軸を調整するためにハンドル位置を変えるなんて本末転倒ですよね(-_-;)
 もちろんノーマル径のハンドルのブリッヂ部(ハンドルクランプの間)に取り付けるなら、この方法も悪くないと思いますが。

 そこで、ディアブロステーの登場です!(^o^)/

 こちらはアンダーブラケット締付ボルトに共締めするタイプです。

 価格は1本1,050円( ̄ロ ̄;)
 単純な形状のステーのわりにちょっと高いなぁと思いましたが、さすが専用に作られているだけあり、曲げの角度は絶妙で、ネジ穴も002Sに合わせたサイズに開けられていますし、そして何よりも板厚が厚いのが◎。
 ヤワな汎用のステーでは、振動による金属疲労でベンド(曲げ)部分にクラックが入り、ポキッなんてこともざらにあります。

 しかしなぜ2本…?の疑問には、後ほどお答えいたします(゚‐^)

002Sの配線と取り付け

 まずはステーから。

 アンダーブラケット締付ボルトに共締めします。

 締付トルクは2.0kgmで指定されています。
 キツく締め過ぎるとインナーチューブの動きが悪くなるので、トルク管理は厳正に。

 002Sライト側のステーを合わせてみます。

 ステーの向きは、上写真のように互い違いになるかと。

 この方が、サスペンションのラインに沿う形になるため、見た目が良いのと、

単純に、上下対称の組み合わせでは、アウターチューブに干渉してしまうという理由からです。

 固定用ボルト1本で、002Sのステー2つとディアブロオリジナルステーをまとめて共締めすることができます。

 しかし困ったことに、写真のようにボルトを締め付けていくと、上下のステーが共回りし始めます。
 ステーを押さえる手がもう一本欲しいヽ(`Д´)ノ

 誰かにヘルプを頼むか、あとは共回りすることを前提に、上下がぴったり合う位置で締め付けが完了するよう、あらかじめステーの位置を計算してずらしておく方法もあるでしょう。

 後から微調整しますが、気持ち外向き(左向き)にしておきました。

 配線を行います。

 こちらはヘッドライトの車体側のカプラー。

 配線は、

  •  緑 ⇒ LOの+
  •  黄 ⇒ HIの+とハイビームランプへの分岐
  •  黒 ⇒ アース(HI/LO共通)

となっています。

 とりあえずこのカプラーの形状に合うカプラーを探しましたが、どのホームセンターにも売っていませんでした。

 002S側の配線がギボシ端子であることから、カプラーを切り取ってギボシ端子を装着し、切り出したカプラーの配線もギボシ端子化して、純正ヘッドライトに戻す際は純正カプラーを使うことにします。

 電工ペンチを使って端子を圧着します。

 圧着には専用工具を使いましょう。
 作業時間を大幅に短縮することができます。

 私も昔はラジオペンチ等で代用していましたが、時間が余計にかかるわりには圧着が不完全で、カプラーを抜き差しをしているうちに端子ごと抜けることがよくありました。
 それなりに大きな電流が流れる場所ですから、接触不良が起こると最悪、火花発生⇒引火⇒炎上なんてことも有り得ます。

 日本製のしっかりしたものでも2,000円しないで買えるものもありますし、安全と時間をお金で買えると思ったら安いものです。ぜひご用意を(゚‐^)
 何よりも、見た目きれいに圧着できるので、精神衛生上健康的です(笑)

 なお、ギボシ端子は電流が流れてくる(上流)側の端子にはメスを、受け入れる(下流)側の端子にはオスを使います。
 万が一走行中に端子が外れた時に、剥き出しのオス端子が+のin側だと、フレーム等に接触してショートしてしまうからです。

 LOの配線はまとめてしまいました。
 1本はハイビームランプに向かう配線の分岐です。

 アースは車体側の配線が1本しかないので、分岐用の配線を自作しました。

 002S本体を取り付けます。

 本体とステーとの間に入るカラーがプラスチック製で、どこまで締め込んでいいのか手応えが無くイマイチ分かりませんが、ある程度きつくしないと走行中に光軸がずれたり、脱落したりする恐れがあります。

 …とりあえずボディの取り付けは完了、

光軸等の微調整は後ほど行います。

 配線を接続します。

 H4のように1本でHI/LOを兼ねているバルブの場合、実は上側にLOビーム、下にHIビーム用のフィラメントがついているらしいです。
 LOビームが切れたときの応急処置として、幻惑させないようにレンズの「上半分」をガムテープ等でマスキングしてHIビームを点灯する方法をよく耳にしますが、実は下半分を隠さないと意味が無いということですね。知りませんでした(-_-;)
 こちらは外付けのライトユニットですから、単純に見た目の良し悪しで上をHI、下をLOに割り当てました。

 レンズに付いた油分をクリーナー等で落とします。

 プラスチックレンズですから、油分が焼き付くようなことはないと思われますが念のため。

 なお、ボディにはブレーキクリーナーのような溶剤は使わないほうが良さそうです。

 PIAAのロゴの印刷が溶けて滲んでしまいました( ゚Д゚)

 最後に光軸調整を行います。

 灯火については法律で細かく定められています。
 まずは関係法を整理しておきましょう。

 おおもとの法律は道路運送車両法で、こちらでは詳細な基準については全く定められておらず、「詳細を定める方法」について定めているのみです。
 道路運送車両法を補完する省令のうち、前照灯(ヘッドライト)に関する記述があるのは道路運送車両の保安基準(運輸省令)で、そのさらに下で詳細な基準等を定めているのが「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」です。

 光軸に関する法令等のうち、私のケースに関係しそうなものは、
道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2009.10.24】〈第一節〉第42条(前照灯等)
道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2009.10.24】〈第三節〉第198条(前照灯等)
道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2009.10.24】別添53(二輪自動車等の灯火器及び反射器並びに指示装置の取付装置の技術基準)
あたりでしょうか。

 これらによるとまず、走行用前照灯(いわゆるハイビーム)については、

  •  ・ 夜間にその前方100mの距離にある障害物を認識できること。
  •  ・ 走行用前照灯の光度が最大となる点が、前方10mの位置において、走行用前照灯の照明部の中心を含む水平面から、当該照明部中心の高さの5分の1下方の平面に挟まれた範囲内にあること
     (例:高さ1mの位置にハイビームランプの中心がある車両 ⇒ 10m先の壁面に投影した際、光軸の中心が地上から0.8m〜1.0mの間にあること)
  •  ・ すれ違い用前照灯(ロービーム)が同時点灯しない構造のものは、(最高光度点における光度が)1灯につき15,000cd以上であること ⇒ 同時点灯するものについては1灯につき12,000cdであること。

となっており、すれ違い用前照灯(いわゆるロービーム)については、

  •  ・ 夜間にその前方40mの距離にある障害物を認識できること。
  •  ・ 照射光線が他の交通を妨げないものであること。
  •  ・ 照明部の中心が地上1.2m以下となること。

などと、定められています。

 そのほかにも「灯火の色は白色であること」(以前は淡黄色もOKでしたが、改正されたようですね。002Sもプラズマイオンイエロー光は基準外となる可能性が高い?)などの記述がありましたが、全ては書ききれないので、興味のある方は国土交通省のHPで検索してみてください(゚‐^)

 なお、上記の法令に適合しているかを適正な基準で画一的に判断するため、排気量251cc以上の二輪車両については車検時に、審査事務規程 第5章 継続検査及び構造等変更検査等で書かれているような車検基準を適用して審査しているようです。
 しかし、これらはあくまでも「車検」という枠組みの中で、上述した法令に適合するか否かを判断するための基準であり、「車検に通ること」と「上記法令に適合すること」は別物であると私は考えます。
 特に車検の無いDT200WRのような二輪車においては、あくまでも当該法令の文言が示す内容に違反しないかどうかで判断されるのではないでしょうか。

 それにしても、
『その照射光線が他の交通を妨げないものである』
かどうかなんて、めちゃくちゃ主観的な基準ですよね(^^;)
 法的な争いが生じたときに、一体誰がそれを判断するのでしょう?(…裁判官か)

 それに加えて自動車関係の法律は、「ただし〜については別に定める」など、分岐する条文がとにかく多すぎです ヽ(`Д´)ノ
 法律の性質および構造上、仕方の無い面があるのも分かりますが、分かりづらい法律 ⇒ 一般市民の法律による理論武装を解除 ⇒ 取締りが容易になる(?)ように仕向けているのでは?などと勘繰ってしまいます。

 すみません、話が脱線しました(-人-)
 上記「法令等」に適合するように(笑)、光軸を調整します。

 地下駐車場などは日中でも暗めで路面は水平、壁は垂直で適していると思います。
 (他車の邪魔をしたり、騒音・排気ガスで迷惑を掛けたり、轢かれたりしないよう気をつけてください…)

 そして、

ハイビームランプも無事(?)点灯しました(^^)

取付完了!

 見た目すっきり、なかなか格好良いですね(^^)

 紆余曲折ありましたが、ついに夢の「DT200WRモトクロッサー仕様」の完成です(^o^)

 関連記事:フロント外装YZ化 (ゼッケンプレート+フロントフェンダー装着)

前照灯の取付位置等に関する規定

 ゼッケンプレート+サイド縦2灯は確かに格好良いのですが、実は道路運送車両法に思いっきり違反しております(-_-lll)

 前出の法令等によると、前照灯の取り付け位置については、

  •  ・ 左右同数であること
  •  ・ 車両中心面に対して対称の位置に取り付けられていること(1個なら中央に配置)
  •  ・ ただし自動二輪車について、すれ違い用前照灯の側方に走行用前照灯を備えるものにあっては、すれ違い用前照灯と走行用前照灯の中心が、車両中心面に対して対称の位置にあること

と定められています。

 要は、HI/LO切り替え式のバルブを用いた1灯、もしくは2灯以上を縦に配置する場合は中央に配置し、2灯以上を縦以外に配置する場合は車両中心面に対して左右対称に配置しなければならないということです。

 私のDTも公道をメインで走行する際は、

左右対称の公道仕様に変化します(笑)

 そのためのディアブロステー2本買いでした(^^;)