2011/9/23
オフロードタイヤの交換作業中に不注意でチューブを切ってしまい、とりあえず替えのチューブが届くまでの間、17インチホイールに戻すことにしましたが…
そういえば、ゼッケンプレート仕様に合うショートタイプのフロントフェンダーがありません ヽ(`Д´)ノ
私のDTもオフロード仕様がメインになったとはいえ、今後もモタード仕様に戻すことはあるでしょうから、これを機にショートフェンダーも用意しておくことにしました。
製品の候補は4パターン。
他、アチェルビスにも同様の商品がありますが、形が格好悪い(私好みでない)ので却下しました。
まずUFOは、この手の製品では最もポピュラーで品質にも安心感があります。
取り付け部分中央の溝が深そうなのも、個人的に◎なポイントです。
より直線的なデザインの「モタードエアロフェンダー」と、丸みを帯びたノーマルタイプの「スーパーモタードフェンダー」の2種類のラインナップがあり、私はどちらかというとシンプルな通常タイプが好みです。
「エアロ」の方は中央の溝のデザイン処理(中央の溝が途中から無くなりフラットになるデザイン)がイマイチかな…。
サイクラムのフェンダーは耐久性・対候性に優れた高機能素材「D.L.P.(デュアルレイヤーポリプロピレン)」が魅力的ですね。
ただ画像で見る限り、長さがちょっと短すぎるような気がします。
純正フェンダーのカット加工は取り付け、マッチング、耐久性、価格…など様々な面で最も安全な選択だと思いますが、デザイン的に違和感無くカットするのはなかなか難しそうです。
純正フェンダーのマッチングと値段の安さに引かれつつも、数少ないカスタムパーツのインプレネタを作りたいがため(笑)あえて汎用品を使うことにしました。
モノはデザインでUFOに決めましたが、UFOのプラスチック製品は劣化しやすいとのウワサがあるので、今回はとりあえずUFO製を使ってみて、耐久性に難があれば次はCYCLE-AMを試してみたいと思います。
というわけで、UFOのモタードフェンダー…。
WEBIKEで定価5,040円を4,838円で購入しました。
NAPSのセールで買えばもう少し安く買えたかもしれません。
奇をてらわないオーソドックスな形状がいいですね。
モタード「エアロ」フェンダーの直線的なデザインも悪くはありませんが、先ほど述べたように、デザイン上の細かいディティールがどうしても気になってしまいました(^^;)
気になると言えば、先端の「UFO」のステッカーは予想通りチープ&貼り付け位置もずれているので、多分すぐに剥がすことになると思います(笑)
重量は376gと軽量です。
参考までに、'07YZ250F純正フロントフェンダーが585g、DT200WR純正が725g、自分でショート加工を施したDT200WR純正が605gでした。
軽量でも、強度が不足しているような感じはありません。
並べてみるとUFOフェンダーの短さが際立ちます。
私は短すぎるフロントフェンダーは格好悪いと思うタチですが、UFOのはギリギリ許せる範囲かな…。
サイクラムの製品はUFO以上に短そうなので×にしました。
それにしても色味が随分違うのが気になります(-_- )
…この突起は何!?
さすがはイタリアンメーカー、細部の処理はかなり大雑把大胆(笑)
まあ、普通はここにハーネスを通すことなど考えないでしょうけど(^^;)
YZ-F純正品よりも溝が更に浅いので、私のようにハーネスを通すならこの出っ張りをカットする必要があります。
谷の間隔が狭く、カッター等ではなかなか削れないと思います。
小型のニッパーがあると便利です。
装着すれば見えなくなる場所ですから、あまり気にせずに大胆にやりました。
取付穴の位置を決めます。
一番手っ取り早い方法は、純正フェンダーを合わせて、
穴の位置を油性マジック等で写し取る方法でしょう。
もしくは合わせた2つのフェンダーをがっちり固定して、直にドリルで穴開けするとか…。
ただ穴開けは一発勝負、失敗すると取り返しがつかないので、面倒でも寸法をきちんと測って位置決めすることをお勧めします。
私が計測したところ、
より、取付ボルト穴のピッチは縦80.6−16.0×1/2×2=64.6mm、横56.2mmとなりました。
この数値を元に穴の位置を決めます。
さしがねを使って90°を得るなど可能な限りの工夫を試みるも、
始点の位置決めはどうしても目見当にならざるを得なく、結局は純正パーツから写し取る方法とそう変わらないような気がしました(^^;)
どうせ見えなくなる位置ですから気にせずに、カッターで直に薄く当たりを付けます。
穴を開けます。
カラーを使わずに直接ボルトで固定するなら、穴の径はボルトの直径の6mmにします。
私は純正のカラーを流用するので…
埋め込み部分の軸径を計測したところ約8.6mm…ということは、8.5mmのドリルで穴を開けて無理矢理押し込めば(笑)緩くて脱落するようなこともなく、ちょうど良い加減になりそうです。
ドリルを当てる前にポンチ代わりに千枚通しのようなもので窪みをつけて、更にあればキリのようなもので”あたり”の穴を開けておくとより確実でしょう。
キリが無ければ1発目のドリル刃はごく小さいものを使って、
あとは段階的に穴を拡大していきます。
最終的に8.5mmのドリル刃で仕上げます。
カラーを差し込もうとすると、一部キツすぎて入りません。
高速回転させたドリル刃の側面ぐりぐり押しつけて、無理矢理穴を拡大しました。
カラーの径はDT-WR用もYZ用も同一のためどちらも使えますが、高さは両者で異なり…
YZ用のカラーは裏側が少し飛び出してしまいました。
DT用は一見ぴったりに見えますが、よく見るとカラーの方がわずかながら長いようです。
これくらいならおそらく問題はないと思いますが、カラーが飛び出しているとフェンダーを十分に押さえ付けられず、ガタが生じて取付穴部分にひび割れ等を生じる恐れがあります。
色々試した結果、YZ用のカラーの飛び出した部分に手持ちのワッシャを組み合わせるのがベストでした。
取り付け方法および注意点はノーマルフェンダーの時と変わりはありません。
ねじ切りやすい取り付けボルトは、締付トルクの指定がないので、M6ボルトの適正トルク0.55-0.8kgmで締め付けましょう。
底上げ(下げ?)用のスペーサーは、YZフェンダーを流用する際に製作した物をそのまま使いました。
今回のUFOフェンダーの溝はより浅く見えたので心配でしたが、
YZF純正フェンダーとほとんど変わらない程度に収まりました(^^)v
取付完了!
…ゼッケンと並べてみると、やはり色味の違いは歴然としています(-_-lll)
当然ですが、DT200WRのカウルでも同様です。
ヤマハの白は”パープリッシュ”ホワイトだけに若干赤みがかっています。
UFOはどちらかというと青白系なので余計に目立ちますね。
ただ、デザインはいたってシンプル且つ優美で、DT200WRの美しいスタイルを壊すことなく、フェンダー周りをすっきりさせることができます(^^)
どうしても気になる方は、ゼッケンプレートもUFO製のリプレース品に交換してしまえば、色味は合うかもしれません。(※確認したわけではありません)
形は私好みで大変気に入りました(^^)
しかし色味の違いは決定的です…これがどうしても気になる方は、純正フェンダーをカット加工するしかないでしょう。
私は、今後はオフロード仕様がメインになるので気にせずこのまま使うことにしましたが、もしモタードがメインならば迷うことなく純正加工に走ると思います。
なおショートフェンダーにすると、雨天時に自分のバイクの前輪が跳ね上げた水しぶきで前が見えなくなり大変危険ですから、通勤等で雨の日も公道を走行せざるを得ない方は、見た目は多少格好悪くとも、ロングフェンダーのまま乗られることを勧めます。
XRモタードやDトラッカーが、明らかにホイールサイズに不釣合いな長い純正フェンダーをかたくなに採用し続けているのはそのためです。