2007/7/16
YZ250Fフロントブレーキ換装にともない右ミラー無しの状態がしばらく続いておりましたが、左側1本のみでは後方視野があまりにも狭く、またK察の目も気になるので(^^;)、私のお気に入りブランドのZETAから発売されている「ローテーティングバークランプ with mirror hole」を利用して、右側にもミラーを取り付けることにしました。
ジュラルミン削り出しにシルバーアルマイトを施した質感の高さがセールスポイントです。
現在は赤、青、シルバーの3色のカラーバリエーションがあるようです。
ついでにミラー本体も社外品に交換します。
前から目をつけていた「POSH/3.5インチラウンドキャスティングミラー」です。
と、文章上のスペックは、管理人的にはほとんどパーフェクトといえるミラーです(笑)
それでは実物の質感等をチェックしつつ、取り付け作業に入りましょう!
まずはZETA/ローテーティングバークランプからです。
期待されるジュラルミン削り出しの質感は…
まずまずですが、傷(打痕?)が多いのと、エッヂの処理がZETA製品にしてはちょっと雑かなーと。
私は通販での購入が基本ですので他ロットの同じ製品と比べることができず、これが個体差なのか、全体的なものなのかは判断できませんが、ZETA製品については最近購入したアーマーハンドガードから、ちょっと残念な状況が続いております。
ちなみに「ローテーティング〜」の名の通り、転倒などで強い衝撃を受けた際はこの樹脂カラーが滑り、
クランプを回転させることで衝撃を逃します。
早速取り付けてみましょう。
↓こちらは純正ブレーキマスターのクランプの画像です。ミラーホルダーはもちろん付いていません。
↓ZETA/ローテーティングバークランプを取りつけてみました。
…YZ純正ブレーキ用!?(゚Д゚ )、と見間違えるほどジャストフィットします。
たまたまYZのクランプが一番大きく、それに寸法を合わせただけでしょうけど(^^;)
さて、次はポッシュ/キャスティングミラー3.5インチラウンドロングシャフト仕様(MP30)です。
さすがに1本4,200円もするだけのことはあります(笑)、なかなかに素晴らしい質感ですね。
特にステンレスシャフトとナットの質感には感動すら覚えました。
しかし、肝心の鏡本体に少々難が…
反射面周縁の欠け?(削れ?)が黒く映り込んでおり、見た目あまりよろしくありません。
うーん、鏡の淵とは普通このようなものなのでしょうか…?
まあいくら考えても仕方ないので、とりあえずこちらも装着してしまいましょう。
まずは現在付いている純正の左ミラーを取り外します。
実は純正のミラーも嫌いではなかったりします。
後方視認性にも優れていますし、社外品の可倒式のミラーよりもデザインはシンプルで良いと管理人は感じております。
ただ…
メッキスチールのシャフトが錆びてみすぼらしくなるのが許せません(笑)
だから今回、ステンレス製シャフトのポッシュ/キャスティングミラーを選択したというのもあります(^^;)
それでは取り外した純正ミラーと、ポッシュ/キャスティングミラーの形状を比較してみます。
シャフト長は純正ミラーとほぼ同じです。
今回はロングシャフトタイプを選択しましたが、純正ミラーでも自分の肩の映り込みが多少気になるので、ノーマルシャフト仕様ではちょっときついかも知れませんね…。
ただ、ミラーホルダーの位置やハンドル全幅にも左右されるので一概には言えません。
また、純正ミラーのシャフトは、一度真上に延びてからミラーと結合していますが、キャスティングミラーのほうはハンドル側付け根から斜め上に延びた先ですぐにミラーボディと結合しているため、ミラー位置が純正より低くなっています。
そのため、スタンディングなど、腕がハンドル上方に来るようなライディングポジションでは腕がミラーボディと干渉する恐れがあります。
また、エンジン始動時もキックの仕方によっては少々邪魔になることもあるでしょう。
ミラー位置を前方に移動すれば回避できそうな気がしますが、ミラーボディ側の角度調整機構の調整幅が狭いため、これ以上は動かしようがありません。
ロングシャフト仕様でこれですから、ノーマル長ではもっと辛いと思います。
モタードやオフで激しい使用に供する方にはあまりお勧めできませんね。
(…そういう方は元々ミラーなんて付けないのでしょうけど ^^;)
ミラー取り付け後の外観です。
・・・・・・予想外に良いマッチングで驚いています(笑)
私も「モタードにミラーなんて(デザイン上も)邪魔モノでしかない」と考えていた口ですから、機能面以外はあまり期待しておりませんでした。
しかしミラーを左右2本、このデザインで揃えてみると、悪くないどころかミラー無しよりもむしろ見た目は自然かも!?
というわけで、個人的にはかなり満足しております(^^)。
またまた恒例の(^^;)重量比較コーナーです。
今回は、
と、純正ミラーに軍配が上がりました。キャスティングミラーはその名の通り、ミラーボディがアルミキャスト製のため重量的に不利なようです。(純正はプラスチック製)
3.5インチサイズの1200R真円形ミラーは予想以上に視野が広く、純正にも劣らないほどです。
肩の映り込みもロングシャフト仕様を選択した恩恵でしょうか、思ったほど悪くはありません。
ミラー位置が手前に来すぎるため、大きな動作の邪魔になるという欠点はありますが、これで目視が基本だった後方確認(側方はいつでも目視です)も随分楽になり、より安全に走行できるようになりました(^^)
また、ミラーボディ側の角度調整機構もネジで締め付けるタイプを採用しているので、某ブランドの可倒式ミラーのように角度調整部のボールジョイントが馬鹿になることも無いでしょう。
確かに値段もそこそこ張りますが、それに見合うだけの価値はあると思います。
「大きいミラーは格好悪い」と思っている方は多いと思いますが、ストリートメインで最低限の視認性を確保したいと考えている方にはこのサイズをお勧めします!