2006/11/6
最近購入したばかりの「DRC/イージーPROクラッチレバー」はレバー比が合わず、クラッチの切れが悪くなってしまたので、すぐに純正クラッチに戻してしまいました。
しかし、ベアリング入りレバーを装着したいという思いはどうしても捨てきれません。
その後もこれに代わる良いモノはないかと調査を続けていました。
先のレポートにもあるように、DT200WR専用のベアリング入りクラッチレバーというのは、私の知る限りではどのメーカーからもラインナップされていないようです。
このようなケースでは、一般的には「汎用品を利用するしかない」ということになるのでしょうが、私はそれにバカ正直に従い、見事に失敗してしまいました(;_;)
汎用品 = 各メーカーの様々なバイクに対応できるよう設定されたパーツ ⇒ どのメーカーに装着しても、中途半端なフィッティングになってしまう可能性が高い、と考えるのがむしろ普通ですよね(^^;)
汎用品ではなく、兄貴分のLANZAのように、同一メーカー、同一カテゴリーのバイクからの流用をまず検討すべきでした。
このDT200WRとLANZAは、クラッチレバーの流用ができないことは分かっていますが、それほど大きな差異はなく、クラッチの切れ量(レバー比)などもほぼ同じなのではないでしょうか。
その他、クラッチケーブルのタイコの形状なども同じである必要がありますが、同一メーカー・カテゴリーのバイクですからこの点についても問題はないでしょう。
ということは…DRC/鍛造クラッチのLANZA用をクラッチホルダーごと移植すれば、「DT200WR用ベアリング入り鍛造クラッチレバー+ホルダー」が完成するはず!? (あくまでも希望的観測です)
ちなみに、パーツの価格は
と、汎用品(イージーPROクラッチレバー)よりも安上がりです(^^)
さっそく挑戦してみましょう!
現在装着している '05 YZ250F フロントブレーキマスターにはミラーホルダーが付いておらず、クラッチ側にミラーホールを設ける必要があるため、DRC/鍛造ミラーホールアダプター(1,260円)を追加発注しました。
商品が到着しました。
ALL10%引きで、ミラーホールアダプターも含めて計5,386円でした。
DT200WR純正クラッチレバーと比較してみましょう。
クロームのようなしっとりとした輝きのある方が、DRC/ベアリング入り鍛造クラッチレバーです。
確かに、ピボット周辺の形状は多少異なっていますが、レバー比についてはほぼ同一と考えて間違いないでしょう。少なくとも操作性に大きな違いが出るほどの差ではありません。
…これは久々に大成功の予感(笑)
ちなみに「ミラーホールアダプター」とはこんなパーツです。
これら鍛造クラッチパーツ一式を仮組みすると…
こういう感じになります。
それでは実際に装着してみましょう!
純正パーツとそっくり交換するだけですので作業の詳細は省きます。
レバーピボットやワイヤーケーブルのタイコなどへのグリスアップは忘れずに(^^)
特にタイコはグリスアップを怠ると、この付け根からワイヤーが切れる原因になります。
パーツの組み付け → クラッチの遊びを調整して終了です!
↑装着前(純正)と…
↓装着後(DRC/鍛造)の比較です。
クラッチケーブルの取り回しが悪くなることもなく(むしろ純正よりも自然になったかも…)、また、純正ケーブルのゴムブーツもそのまま使えてしまいます。
外観も純正然としていて私的には文句なしです!(^^)v
あとは操作性の確認だけですね。
とりあえず純正と同等であれば合格ですが、できれば純正以上のものを希望…。
気になる操作性もGOODです!クラッチの切れと重さのバランスもほとんど変わらず、2本指でのクラッチ操作が格段にしやすくなりました。
まあこれは、ベアリング入りレバー&鍛造ホルダーの恩恵がどうこうというよりも、レバーとホルダーの形状が偶然私の手に馴染んだだけだと思われます(^^;)