2009/7/4
4月の中旬に、念願のオイルポンプ交換に踏み切ったものの、その後一度も走行することなく現在まで約2ヶ月間ほったらかし状態 (-_-;) …でしたが、休日出勤の振替休日が当たったので、様子見がてら出かけることにしました。
ところが数kmほど走行したところで、車体後方から「ボッ」と、何かが暴発したような音が聞こえて・・・・・・パンクかな?と、すぐに停車してタイヤを確認しましたが、特に異常は見られません。
石か何かを踏んで飛ばしたか、もしくはそれがどこかにぶつかったのか、とにかくその時はそれほど深く考えませんでした。
しかしそれが運の尽き、転落人生(?)の始まりだったようです(-_- )
その後20〜30km程ブラブラと走行して帰宅し、リアフェンダーの状況を見てみると…
(右:走行前/左:走行後)
めちゃくちゃオイルが飛んでいます(゚Д゚ )!?
ポンプ交換の効果なし!? どころか、交換前よりもむしろひどい状況に Σ(゚ロ゚;)ガガーン
ところがサイレンサーの出口を触ってみると、オイルで湿ってる様子は無く、不思議に思いあちこち見回していると…
エンジン下に激しく滴るオイルを発見!ヽ(`Д ´ )ノ ハケーン
うーん、この光景はなんとなく見たことある気が…そうです、ドライブスプロケット軸からオイル漏れを起こした時に状況が似ています。
しかしあの時は、これほどひどくはなかったような…(-_-;) 。今回は本当に、激しく滴っています。
更に付近を見回してみると…これはヒドい!
漏れたオイルがチェーンに乗り、遠心力で飛ばされてリア周りがオイルまみれです!(`Д ´ )ガァァァァン
なんとタイヤまでオイルまみれ…。
今回はオイルポンプの様子見だったから良かったものの、ちょっと攻めた走りをしていたら確実に転倒していました。
リアフェンダーに付着していたオイルもエンジンオイルではなく、飛ばされたギアオイルが、巻き込んだ走行風によって運ばれたものでしょう。
付着したオイルを良く見ると、燃え残りのエンジンオイルとは違い、確かに少し透明がかっています。
せっかくオイルポンプを交換したばかりなのに、面倒なことになったなぁと思いつつも、ドライブアクスルのオイルシールは予備を確保していたので、その日はギアオイルだけを抜き、他はそのままにして次の休日に交換することにしました。
休日到来!久しぶりの2連休です(^‐^)
早速作業にかかります。
詳細はこちらを参考に。
まずはドライブスアクスルナットを取り外します。
ここはリアブレーキを掛けながら回さないと、リアタイヤと共回りしてトルクが逃げてしまうので、1人で作業する時はバイクにまたがり、自分でリアブレーキペダルを踏みながら行います。
今回はナットが固着していて1人では外せなかったので、他の人にブレーキを踏んでもらいながら作業しました。
2人がかりでも危ういところでしたが、なんとか弛めることができました(-_-;)
あとはリアアクスルシャフトを弛めて、チェーンスライダーを一杯まで引き、チェーンに余裕を持たせてスプロケットを取り外しますが…
(゚Д゚ )!?
予想だにしなかった光景に言葉を失いました…。
一体何が起きたのか、全く理解できません。
スプロケットを完全に取り外すと同時に、ポロリと何かが落ちました。
…これを見て理解しました。
そう、あのとき聞こえた「ボッ」という音は、ドライブスプロケットとクランクケースの隙間に「ねじ」を噛み込んだ音だったのです。
そのねじは多分、ここのねじ…
前に外装を外した際に落としてしまい、車体も地面もいくら探しても見つからず、仕方なく予備の新品と交換した箇所です(-_-;)
実はエンジンかフレームのどこかに引っ掛かっていて、何かのはずみで落ちたのでしょう。
しかしチェーンとクランクケースの隙間は結構ぎりぎりで、ここにちょうどハマるのはかなりの偶然…と言いたいところですが、こういうことはやはり、なるべくしてなったのでしょうね。
悪いのは完全に自分です。
無くなったものがどこに行ったか、その所在も確認せずに(バイクのどこかに引っ掛かっている可能性が高いのに)そのバイクを走らせるなんて、やってはいけないことです。
そういうガサツなことをやっているとあとで痛いしっぺ返しを食う、ということを象徴する出来事ですね。
しかし何度同じような失敗をしても、本当に懲りない管理人です(-_-;)
皆さんはこんな横着はしないと思いますが、整備ミスによる事故だけは避けなくてはなりません。
自分で作業される際は確認を怠らず、細心の注意を払うようにしてくださいね。
現実に痛い目に遭いかけた人間がここにいますので(笑)
まだじっくりとは見ていませんが、多分、クランクケースを交換するしか方法はないでしょうね(;_;)
しかしそれは、現状では時間的にほぼ不可能です。
他人(店)に任せるつもりもないので、少なくとも今シーズン、このDT200WRに乗るのは絶望的でしょう。
腰下OHは一度自分で行っているので、クランクケース交換に必要なツールやノウハウは一応持ち合わせていますが…費用対効果(時間)を考えると、程度のいいエンジンもしくは車体ごと入手して載せ換えるか…または他のバイクに乗り換えようか、なんてことも頭を過ぎってしまいます。
かなり落ち込み↓です。Saki's DT200WR motardも、しばらくはお休みです。
これから何をするべきか、何ができるか、時間をかけてゆっくり考えてみることにします。
…なんて弱気になっていますが、サイトはまだ続きますよ(笑)
ネタがあれば更新します(^^)