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2010/7/24

GODZILLA/STEEL LINK LOCK 20 SGM-201(ゴジラロック)

  • ◇ この製品の満足度 ⇒ 65/100
  • ◇ 作業難易度 ⇒
  • ◇ 必要な特殊工具および加工 ⇒

斉工舎「GODZILLA(ゴジラ)/ドリルガード付DXロック/STEEL LINK LOCK 20 SGM-201」

「盗みを生業にしている窃盗者(団)の前では、市販されているどんなに強固なロックもほとんど無力」

…それなら何を使っても同じ、と管理人は潔く?自転車用のワイヤーロック(!)のみで済ませていました。
イタズラや中高生の衝動的犯行さえ阻止できればいいだろうと。

しかし最近、たまたま盗難・防犯関係のサイトを調べる機会があって、その中で皆さんの防犯に対する深い知識と抑止への積極的な姿勢・行動を拝見し、改めて自分の防犯意識の低さを思い知らされたのでした。

せめて素人の犯行くらいは抑止できるような装備にしなければと思い、第一段階としてワイヤーロックを斉工舎のGODZILLA(通称:ゴジラロック)に変更することにしました。

GODZILLA(ゴジラロック)/STEEL LINK LOCK 20 SGM-201

オークション(新品)にて税込み1,200円(送料別500円)で購入。
通常の相場よりは随分安く買えたのではないかと思います。

製品(SGM-201)のスペックは、

  •  長さ:1100mm
  •  太さ:20mm
  •  重量:960g
  •  施錠方法:ドリルガード付きのキー式

で、ゴジラロックの中では最もスタンダードなモデルです。
残念なことにmade in China ですが、その造りに安っぽさは見受けられません。

さて、これでひと安心!…とはもちろん行きません(-_-;)
世間一般では「堅牢」で通っているゴジラロックといえども、プロの手にかかれば間違いなく秒殺…(゚д゚lll)
それどころか、とある道具を組み合わせるだけで、素人でも簡単に切ることができてしまうそうです。

本当はワイヤーのように簡単に切られず、またチェーンのように砕かれもしない、しかも軽量コンパクトで携帯性に優れている多関節ロックが良いのでしょうけど…ABUSのようにしっかりとした製品は意外と高価ですし、安物ではワイヤーロックと同じ手口で簡単にリンク部分を破壊されてしまうようなので、結局コストパフォーマンスを考えてゴジラロックにした次第です。

それでも通常考え得る方法では易々と切断されることはない、というメーカーの自身の表れ?でしょうか、このゴジラロックには「盗難お見舞金制度」なるものが設けられています。

盗難お見舞い金(動産保険)登録ハガキ

正常に取り付けたロックが破壊され盗難に遭った場合、1ロックにつき、

  • ・400cc以上 ⇒ 70,000円
  • ・50以上400cc未満 ⇒ 50,000円
  • ・50cc未満の原動機付き二輪および電動自転車 ⇒ 30,000円

の保険金が支払われるという制度です。

ただし被保険者(バイクの所有者)に故意または重大な過失があった場合など、いくつかの除外事項があるので注意してください。
また、このロックを自転車に使っている方が最近多いと聞いていますが、電動自転車以外の自転車には適用されないので、購入を検討されている方はその点も気をつけてください。

更に、保険金の支給には破壊されたロックの現物が必要になるため、トラックなどでバイクごと持ち去られた場合も保険給付対象外となります。
そして当然ですが、警察への届出が無ければ保険金は支払われません。

この保険のため…というわけではなく、普通に防犯上の観点からも、ロックする際は地面と一体化しているポールや柵などの構造物に括りつけることを強く推奨します。
(外出先で駐車する際は一般市民の安全に十分配慮してください。駐禁にも気をつけましょう。)

ゴジラロックの構造

外側から順に、保護用の繊維カバー⇒軟質プラスチックカバー⇒焼き入れ処理済みスチールリンク⇒スチールケーブルという構造になっています。

スチールリンクの構造

スペック上の太さは20mmですが、これは外側のスチールリンクの直径であり、外からは見えませんが、ワイヤーは20mmよりずっと細いはずです。
つまりこのスチールリンクを突破されたら本丸を落とされたも同然、あとは自転車用ワイヤーロックとさほど変わらない防御力となるわけです(^^;)

それでもスチールリンクには焼入れが施されており、突破されるまでの防御力はあるようです。
またこの竹の子状のリンクはノコギリで切断しようとするとくるくると回転し、うまくいかない仕組みになっているとのことです。

リンクの外側に軟質プラスチックカバー、その上に保護用の繊維カバーが掛けられているので、普通に使用していれば愛車に傷が付くこともありませんよ(^^)

キーシリンダーの「ドリルガード」とは、シリンダーの前に設置されている回転式のシャッターのことで、ドリルの刃を当ててもシャッターごと空回りして刃が喰い込まない構造になっています。

ドリルガード付きキーシリンダー

シャッターの強度はそれほどでも無さそうですが…実際に試す勇気は無いので(^^;)その有効性についてはコメントできません。
またこの構造では、物を突っ込まれたりするイタズラを防ぐこともできないですね。

私は開錠が楽という理由だけでキー式を選びましたが、防犯上は「ダイヤル式」の方が有効でしょう。
必ず答えがあるので時間をかければ誰でも開けることができますが、プロの窃盗犯が4桁10,000通りあるダイヤルを一つずつ確かめるようなことはしませんから(笑)
盗人が嫌がるのは解錠に時間がかかることです。

インプレッション

スチールリンク構造を採用しながらも、最低限の柔軟性は確保しています。

最低限の柔軟性は確保2最低限の柔軟性は確保

このように8の字形にして半分に折りたたみ、二重輪にすればコンパクトに収納することができます。

8の字形にして半分に折りたためばコンパクトに収納可能

更に潰せば幅16〜17cmくらいに納まるので、スポーツ、ネイキッド、ツアラー系など、タンデムシート下に収納スペースがあるバイクであれば何とか入れられるのではないでしょうか。

長さは1100mmで十分かなと思いましたが、

細い電柱なら問題ないが…

対象物が電柱の場合、モノによっては長さが足りなくなるかもしれません ヽ(`Д ´ )ノ ウワァァァン

電柱によっては長さが足りなくなることもある

ちなみに写真は私の住居の周辺でよく見られるサイズの電柱です。

ロングタイプもありますが、これ以上長くすると重量は重くなるし、スペースもとるのでそれこそ一長一短ですね。
重量960gというのは、私+DT200WRの許容範囲の限界です(^^;

バイクを1kg軽量化するのにかかる平均コストは約1万円と言われています。
愛車を守るためとはいえ、100%の保証の無いものに高いお金を出して、しかも愛車を数kgも重くするのはいかがなものか?と考える方もいるでしょう。

ゴジラロックにもより太くて強度の高い製品がありますが、はっきり言って少々太くなった程度では本気で掛かって来た窃盗団には全く太刀打ちできません。(しつこくてすみません)

諦めて自転車用のワイヤーロックに戻る…という考え方は無しにして、前向きに話を進めていくと…今の自分にとって最善の方法は、やはり携帯性も良く盗難抑止力も高いアブスの多間接ロックを導入することである、という結論に達しました。
(注、やけにABUSをお勧めしていますが、私はABUSの関係者ではありません)

しかしこの保護カバーの赤は派手、ちょと目立ちすぎです(-_-;)
カバーを外して使うか、早々に上記のロックを導入するか、ですね(笑)

最後に

今回の記事を書くにあたり、様々な防犯・盗難系サイトの情報を参考にしました。
みなさん口を揃えて仰っているのは、プロの驚愕の手口の前ではどんなに強靭なロックも完璧とは言えないこと、そして一度プロに目をつけられたらまず逃れられない、ということです。
当時最強と謳われた、電子チップを使ったキー認証システム=イモビライザー(HONDAのH.I.S.Sなど)ですら今では簡単に解除されてしまう世の中ですからね。

しかし愛車を盗まれたい人などいるはずがありません。
自分のバイクの価値(主観的価値も含めて)に応じた防犯システムを導入し、100%盗まれないようにすることはできなくとも盗まれにくい環境を作ることが必要でしょう。

まず重要になるのは保管場所です。
こればかりは各人のライフスタイルによるものなのでどうにもならない部分もありますが、例えば、離れにある集合住宅の駐輪所などは狙われやすいようです。
車が入れないような狭い場所でも、時には壁越しにクレーンまで使って強引に持ち去り…という手口から、スクーターに2人乗りで乗りつけ、ロックやセキュリティを解除しエンジン始動、そのまま乗り逃げするという手口まであるので、安心はできません。

ロックについては、1.構造物との固定、2.解錠に時間のかかるもの・大きな音がするものを使用すること、そして3.他種・複数個のロックの併用することなどが必要です。
4.アラーム付きは抑止に高い効果がありますが、誤作動による近隣への迷惑(気にしない方には最強かもしれません ^^;)が悩ましいところですね。

外出先では、街中にバイクで乗り込んで路上駐車などはもってのほかで、とにかくバイクから長く離れるようなシチュエーションを作らないことが大切です。
ツーリングに行った先でのご飯や、それこそトイレの時間ですら、それなりの人が盗もうと思えば盗まれてしまうのですから。

また防犯にはなりませんが、高級大型車に乗られている方はセコムも検討してみてください。
盗まれた後の回収にはかなりの力を発揮しているようです。

私の住居は田舎なので、私も、また私の周囲でも盗難騒ぎがあったという話を聞いたことがありません。
一応ちゃんとしたコミュニティになっているので、怪しい人間がいるとすぐに怪しまれます(笑)。そしてすぐに声をかけます(^^;)
しかしそういう環境にいるからこそ、自発的に防犯意識を高めなくてはならないのですよね。

お金に余裕ができたら、出先用にはABUSの多関節ロックを、自宅用に同じくアブスの「city」(できればGRANIT Extreme Chain!)を是非とも導入したいものです。(注、私はABUSの関係…略)

余計な一言

よくよく考えるとこの製品に掛けられている物損保険、製品の価格に保険料が上乗せされているわけですから…製品にかけている純粋なコストは、定価で比較すると他社の製品のそれよりも割合的に低い(=コストをかけていない)と言えます。
強度を落としたことにより、盗難確率が上がり商品価値が下がる分を、これらの製品を購入した皆さんから間接的に強制徴収した保険料で被害者に還元することでカバーしている?ということになるのでしょうか。

…なーんて意地悪く考えすぎかもしれませんが(^^;)、さらに意地悪く深読みすると…
損害に対する保障給付より保険料収入(運用益を含む)の方が高くなる見込みが無ければ保険会社も話には乗らないでしょうから、購入者の保険料の全負担額は、盗難に対する全給付=全損害額よりも高くなっている⇒平均すると保険料負担者は損をしているはずです。
そのへんの具体的な数値は分かりませんが、保険料が上乗せされることによる価格の上昇⇒コストパフォーマンスの低下は、その額面以上に割高であると考えられます。

ああ、ひねくれ者の私(-_- )
ゴジラファンの方、気を悪くされたら大変申し訳ないです。
一個人の戯言ですから聞き流してください。

私が言いたいのは、「この製品を使うな」ということではなく、もっと安値で買いましょうということです。
ゴジラロック自体は粗悪品でも欠陥品でもない、ちゃんとした製品ですよ(゚‐^ )
私もなんだかんだ言って普通に使っていますし(笑)