2006/8/21
メーター装着時に回路をショートさせて以来、点灯しなくなっていたニュートラルランプですが、1613さんの助言により、ニュートラルスイッチの交換のみで復活する可能性が高いことが分かりました。
ニュートラルスイッチが怪しいとなれば、これまでの症状から予想される不具合は、「ギアがニュートラルに入っているのにNスイッチが導通していない」ことです。
しかし、あいにくテスターを持ち合わせていないので(^^;)、ここは発想を変えて…
「ニュートラルスイッチへの入力(空色線)を直にアース(ボディアース)に落とした状態(=CDIはギアがニュートラルに入っていると錯覚する)」で、サイドスタンドを出したままエンジン始動を試み、これで始動できればNスイッチ以外の回路は無事(だろう)、ということになるでしょう。
結果は…始動に成功!ニュートラルランプも、ダミーのLEDもしっかり点灯しています(^‐^)
原因は結局ニュートラルスイッチだったということですね(-_- )
ただ、Nスイッチが破断したおかげで以後のショートが回避されたのですから、「原因」というよりむしろヒューズのような「役割」を果たしてくれた、というべきでしょうか。
ちなみに配線上、ニュートラルに入れてもオイル量警告灯は点灯しなくなりましたが、オイルレベルゲージがONになったとき(つまり、オイル量が規定量以下になった時)には点灯します。(予定)
これでオイル量警告灯の球切れ確認機能は失われてしまいましたが、紛らわしさがなくなりこれはこれで良かったのかもしれません(^^;)
注文していた新品のニュートラルスイッチが届きました。
下の突起が押されることでスイッチが入る仕組みになっています。
スイッチ交換は、ギアオイルをいったん排出してから行いましょう。
ニュートラルスイッチのガスケットは紙製のため、古いものは固着してクランクケースの接触面に付着していることがあります。
これらを丁寧に取り除いてから新しいNスイッチを装着してください。
ガスケットはもちろん新品に交換します。
締め付けトルクの指定は特にありませんが、今回入手したニュートラルスイッチにはフランジ(皿)がついておらず、あまりきつく締め込むと紙製のガスケットを傷める恐れがあるので注意が必要です。
一方、こちらは取り外した旧型のニュートラルスイッチです…
なんと、当時のものはボルト全体がプラスチックで作られています!(ということはやはり、ここの締め付けトルクはそれほど大きくする必要は無いということですね…)
くどいようですが締め付けすぎには十分注意してください。
ただし緩すぎはそれ以上に厳禁です。いつの間にかギアオイルが空っぽ、という事態だけは避けなくてはなりません。
ちなみにニュートラルスイッチの不良箇所は…
写真ではちょっと見づらいですが、スイッチ部分のプラスチックが溶けて完全に固着しています(^^;)
ショートした際の熱で溶けたのでしょう。
…これで散々悩まされ続けたニュートラルランプの問題は完全に解決!
あとはこのメーターを使いこなしていくだけです(^‐^)
動作を確認できていなかったオイルレベル警告灯ですが、本日無事(?)点灯しました!
とりあえず配線は間違っていなかったということですね(^^;)
これで丸1年にわたったACEWELLメーターの取り付けレポートもついに完結!・・・・・・かな?(笑)