2006/8/12
それでは実際の配線作業に入ります。
※今回はコンデンサーおよびメインキーボックスの移設を同時に行ったため、作業が通常のそれとは異なっており、画像等はほとんど参考にならないのであえて掲載しておりません。悪しからずご了承ください(^^;)
(説明は通常作業に基づいて記述しております)
まずは電源の確保からですが、DT200WRはバッテリーレスなのでACEWELLメーターの配線図のように「バックアップ電源」と「メイン電源」を分ける必要はなく、2本ともまとめてメインスイッチから出ている茶色(+)線に並列接続してしまって良いと思います。
アースについては、安全かつ確実に取れる箇所であれば、基本的にどの位置で取っても構わないでしょう。
ハイビームランプおよび、ニュートラルランプは純正メーターの配線をそのまま付け替えるだけで結構ですが、ニュートラルランプの車体側の+配線は確実に絶縁しておいてください。
エンジンオイル量警告灯の配線については…
実は当初はオイルレベルゲージから出ているアース線を、ACEWELLメーターのオイル警告灯入力まで延長して接続するだけでOK、と簡単に考えていました。
しかし、よーく配線図を見るとこれは大きな間違いであることが分かります…
DT200WRはギアをニュートラルに入れるとニュートラルランプと一緒になぜかオイル量警告灯も点灯します。
それは、ニュートラルスイッチが入るとオイルレベルゲージ手前からのバイパス回路を経由して、オイル量警告灯にも電気が流れるような配線になっているからです。
目的は多分、オイル量警告ランプ切れを、信号待ちなどでギアをニュートラルに入れる度にチェックできるようにするためでしょう。
このバイパス回路があるため、純正のオイル量警告灯を取り外してその配線を直結し、オイルレベルゲージのアース線に電球を挿入するだけではニュートラルスイッチが入った際にショートしてしまうのです。
したがって、このバイパス回路にも電力を消費する12Vのデバイス(純正は12V/3.4Wの電球)を挿入し、ショートを回避する必要があります。
私はこれに気付かずに、ショートさせたまま何度もエンジンを掛けてしまったので、どうやらCDIか、ニュートラルスイッチが壊れてしまったようです…。
うーん、困りました(;_;)
私はとりあえず適当なLEDランプをダミーで挿入しました。
消費電力が以上に高いとかでなければ、3.4Wにこだわる必要は特にありません(^^)
ショートさせ壊してしまった回路を修復しました!詳細はこちらです。
さて、気を取り直して次は左右ウィンカーの配線です。
DT純正スピードメーターの配線ではインジケーターランプは一つだけで左右の区別無し、という仕様でしたが、ACEWELLメーターは左右独立した2つのインジケーターランプを装備しています。
しかしこれといって特に面倒なことはありません。
ウィンカー本体から出ているアース線を左右それぞれ、ACEWELLメーターのウィンカーインジケーター入力に接続するだけです。
これで左右独立仕様のインジケーターランプが使えるようになるはずです。
残るはスピードメーターケーブルと、イグニッションパルス入力コードの接続のみです。
スピードメーターケーブルは純正スピードメーターケーブルを、ACEWELLメーターのメーターワイヤーセンサーに差し込むだけです。
…が、ケーブルをどこで固定するかで悩んでしまいました。
まだ決めていませんが、今はとりあえずメーター本体から出ているハーネスにビニールテープで巻きつけておくことにしました。
ちなみにメーターケーブルガイドは…
DTのケーブルガイド(上側)がうまく流用できました(^^)v
タコメーターの配線に関しては、プラグコードに巻きつける方法を取った場合は簡単ですが、CDI〜イグニッションコイル間の配線にパルス入力用コードを割り込ませる場合は、コードを加工しなければならず少し面倒になります。
方法は色々あると思いますが、
私はこのような感じに作ってみました。
元に戻すときのことを考えて、本体側の配線には手を加えていません。
「デイトナ/デジタルタコメーター」を装着する際に製作したものが残っていましたが、作りがちょっとテキトウだったのでちゃんとしたものを作り直してみました(^^;)
これでメーターの設置は完了です!
後は動作を確認し、スピードメーターの設定を行うだけです。