時期は失念…
私はDT200WR純正の四角いウインカーはあまり好みではなく、また大きな鉄製のステーの重量も気になるため、市販の小型ウインカーに変更して自分好みの見た目と軽量化を実現します。
交換するのはROUGH&ROADさん取扱の、POWER/フレックスウインカー (3,360円/左右セット)です。(※前後ともに交換する場合、2セット必要になります)
商品説明には、『全長37mm、直径34mmの小型ボディーに、特殊ラバー製の割れにくいレンズとボディーを組み合わせ、転倒時や障害物のとの衝突による衝撃を効果的に回避し、破損を防ぐ』、とあります。
レンズカラーは車体色に合わせてクリアレンズを選びました。
装着に関しては特に難しいことは無く、詳細な作業内容については省略します。
DT200WR純正ウィンカーの配線をカプラー以降で切断して接続用の端子(ギボシ等)を装着し、そこに「フレックスウインカー」をつなぐだけです。
配線の色(+/−)については特に関係ありません。
気になる方は「フレックスウインカー」側の黒の配線をDT側の黒に、また、白/黒の配線とDT側の色つき(茶と緑かな?)の配線とをそれぞれ繋いでおけば間違いはないでしょう。
問題はウィンカーの設置方法です。
リアウィンカーは、プラスチックのテールランプブラケットの穴にボルトオン装着できますが、フロントはそうはいきません。
DRCから発売されている汎用のウィンカーステーを利用することも考えましたが、寸法が不明でDTに取り付けられるかどうか分からず…結局ホームセンターで手頃なサイズのステーを買ってきて自作することにしました。
…自作といっても、ボルトのサイズに合わせて電動ドリルで穴の径を拡大しただけですが(笑)
これをトップブリッヂの固定ボルトに共締めしてウィンカーステーとして利用します。
(※画像を紛失してしまいました -_-;。上のステーはデジタルタコメーター用のステーで、その下のステーが今回取り付けたステーです)
ステーの見栄えはともかく、取り付け位置としては良いところに設置することができました(^^)
フロントフォークを留めるボルトと共締めにしてしまうと締め付けトルクを合わせながら良い位置に固定するのがなかなか大変です。
ステーの見栄えもやはり気になるので(^^;)、ステーとステー位置を再度変更することにしました。
前回ステーを購入したホームセンターで良いものを発見!
下左の画像の、トップクランプと共締めにされているステーのうち下側のステーが旧ステーで、その下のメーターケースにマウントされているL字形のステーが新ステーです。
(一番上はタコメーター用のステーですので無視してください…)
メーター本体とU字形のヘッドライトステーの隙間が狭くうまく入らなかったので、メーターケースを固定するためのブッシュ(上右写真の赤丸内)のカラーをサンダーで削り、全長を短くして強引に隙間を作りました。
これでステーの移設は完了です。
まずはフロントビューです。
じっと見ていると、何か生き物に見えてきます…(笑)
ほぼ狙った通りの位置に設置することができました。
次はリアビューです。
こちらは元々のウィンカーステー穴の位置ではリアフェンダーに干渉してしまったため、電動ドリルで穴を開け直して装着しています。
こちらもなかなかいい感じです。
使用してみての感想は…特にありません(笑)が、やはり純正よりは多少暗いようですね。
純正バルブの消費電力が10Wであるのに対して、フレックスウインカーのバルブは8W+クリアレンズ仕様ですから明らかに光量はダウンしているでしょう(^^;)
安全性を重視する方は、純正もしくは他車種(TWなど)の純正パーツを流用するがベストだと思います。
ある日、リアの左側電球が切れてしまったので、市販のオレンジ球を購入して交換しました。
ところが交換後、左側の前後のウィンカーが正常に動作しなくなってしまいました( ̄ロ ̄;)!
全く点かなかったり、点きっぱなしになったり、不規則に点滅したりします…。
他に思い当たる要因はないので、バルブ交換が原因でしょう。
そこでとりあえず、
1. 右側の電球を、切れてしまった左後ろに装着してみました。
すると左側は正常に動作しました。
つまり、明らかに電球の交換が原因であるということです。
次に、
2. 左側に、今回購入した市販のオレンジ球(ちょうど2個入りでした)を前後ともに入れてみる
と…こちらも正常に動作します!つまりこの状態であれば普通に使えるということです。
どうやら前後で異なる電球を使用したのがいけなかったみたいですね。
しかし何故このようなことが起こったのでしょうか…?
その答えは、「リレー」に隠されています。
「リレー」は回路の切り替えを行うことによりウィンカーの点滅を制御しています。
その構造によりいくつかの種類に分類されますが、DT200WRに使用されているのは「機械式」リレーと呼ばれる、少々古いタイプのものです。
機械式リレーは「バイメタル式」とも呼ばれ、バイメタルとはその名の通り、2種類(バイ)の金属(メタル)を張り合わせた構造をもちます。
バイメタルには通常、ヒーターが組み込まれており、通電と同時に発熱するこのヒーターによってバイメタルが加熱されます。
温度が上がると張り合わせてある2種類の金属の「熱膨張率」の違いから、板状のバイメタルに反りが生じます。
バイメタルはそれ自身が電気の通路となっており、この反りによって、バイメタルと電極との接触が解消され回路は遮断、同時にヒーターへの通電も遮断されます。
すると今度はバイメタルが冷えて収縮し、反りが解消されることで、また電極と接触 → スイッチが入る → 電流が流れる…を繰り返し続けます。
これが、機械式リレーによりウィンカーが点滅する仕組みです。
ですから今回のように消費電力の違う球を組み合わせたりすると、バイメタルの変形のタイミングがおかしくなり、リレーの動作が不安定になってしまうのです。
私が購入した市販のバルブは10W、一方「フレックスウインカー」のバルブは8Wでした。
つまり今回のウィンカー不具合の原因は、前後で異なる消費電力のバルブを使用したことによるリレーの作動不良ということですね。
少なくとも同サイドの前後バルブは同じW数で揃えなければならないということです。
また、リレーに定格電流以上の電流が流れると、内蔵リレーの接点がウィンカー動作時のアーク(電極材料の一部が蒸発するほどの強力な放電現象)により溶着することがあるそうなので、使用する電球のW数をむやみに上げることも控えた方がよいと思われます。
リレーにはそれぞれ許容消費電力量が定められているので、その範囲内に収めていれば大丈夫でしょう。
また逆に、LEDのように消費電力が極端に低い球を使用すると、バイメタルの変形に必要な電流が得られず、正常に動作しない原因となります。
ですから、ウィンカーバルブをLEDに変更する場合は、同時にリレーも専用品に変更しなければなりません。
値段はモノにより様々ですが、DIRT FREAK取扱のDRC/LEDウィンカーバルブ用リレーが値段も手ごろでお勧めです。
昨年度末の転倒で左後ろのウインカーレンズが割れてしまいました。
たまたまクリアレンズ+オレンジ球仕様のため、このままでも走行することはできますが、ちょっと恥ずかしいですね( -_-)
早急にスペアレンズを購入しようとカタログやWebなどを隅々まで見てみましたが、クリアレンズのスペアはすでにラインナップにはないようで......仕方なく本体ごと購入することに(;_;)。
ウィンカー本体のダメージは軽微ですので、購入した新品からレンズのみ取り外して移植します(^^;)
とりあえずこれで元通り(^^)
今回は横着して、問い合わせなどもせずに本体ごと購入してしまいましたが、もしかするとカタログに載っていないだけでまだモノ自体はラインナップにあるかもしれません(-_-#)