lamp / ランプ類

2005/9/3

m&h マツシマ/LEDテールランプ明るさ比較!

  • ◇ このパーツの満足度 → 80/100
  • ◇ 作業難易度 → 簡単
  • ◇ 必要な特殊工具等 → 必要なし

DT200WRのテールランプをLED化したい!

私のDT200WRは、信号待ちなどアイドリング状態でブレーキランプを点灯させるとヘッドライトやインジケーターランプ類が一瞬暗くなります。
ひどいときにはアイドリング回転数が下がり、エンジンストールすることも......明らかにストップランプに電力を喰われているようです。
バッテリーレスのDT200WRでは仕方の無いことなのかもしれませんが、対策として、テールランプを消費電力の少ないLEDバルブに交換してみようと思います。

しかしLED化にもデメリットがあります。

  • ・現段階のLEDは、絶対的な光量ではフィラメントのバルブに劣る
  • ・光の指向性が強く照射方向から外れると極端に光量が落ちる
  • ・振動に弱い

ことです。

市販LEDバルブは一部の有名メーカーを除き、視認性などの安全面は二の次にして、とりあえずLED化することのみを目的としているものが多いですね。
私の場合は消費電力の低減が第一の目標ですので(^^;)別にそれでも構わないのですが、極端に視認性が落ちてしまうのはやはり避けたいところです。
※DT200WRのようにストップランプがナンバー灯を兼ねているバイクは、ナンバー灯用の白色LED(白っぽい光でなければXらしいです)が付いているバルブを装着しないと道路交通法違反となるので注意が必要です。

何か良いものはないかとネットなどを使い色々と調べて続けていたところ、DRCから、「DT200WR用」テールランプユニットなるものが発売されるという情報が(゚Д゚ )!
専用パーツがどんどん少なくなってきているDT200WRには久しぶりの(笑)刺激的なニュースです。

本来なら即買い(衝動買い?)したいところですが、ライセンスプレートブラケット付け根の補強?がやたらと目立つこのデザインはどうしても好きになれず…却下(^^;)
私はもともとDT純正のリア周りがとても気に入っており、フェンダーレス化する必要性を感じていないので、バルブを交換するだけで十分です(^^)

最終的には「LED球22個をあらゆる方向に配置した抜群の視認性!」の売り文句に惹かれ、M&H マツシマさんの新製品「L720シリーズ」を購入することに決めました。
ナンバー灯が付いているタイプもラインナップされているので安心です。
(※DRC「DT200WR用」LEDテールランプユニットはその後すぐに廃版となってしまいました…購入するつもりはありませんでしたが、なんとなく悲しい気分…。)

求めるLED球の仕様は、

  • ・ ダブル球タイプ(白熱球でいう21/5W)
  • ・ 差し込み口は口金タイプ(円柱の胴に2本の突起)
  • ・ ナンバー灯付き
  • ・ 赤色LED

です。

上の3つはDT200WRの仕様ですので自動的に決まります。
最後の「赤色LED」については、レンズはDT純正の赤レンズを使用するので、光源も赤にした方が明るく見えるためです…と聞くと違和感を感じるいらっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんね。
感覚的には光量の多い、白色LEDにした方が明るくなりそうな気がしますが、同タイプのLEDで比較すると、実はレンズが赤色ならば赤色LEDにした方がより明るく見えるのです。

というのは、白色光は通常、光の3原色である赤、緑、黄の光を合成して作られますが、白色LEDでは青色LEDをベースに、青色光を受けると黄色光を発する発光体を併用して白色光を作り出しています。
そのため、光成分には赤色光がほとんど含まれておりません。
この光で赤い物体を照らすと、赤以外の光の成分は対象物に吸収され、黒っぽく見えてしまいます
よって、白色LEDよりも赤色LEDの方がより明るく赤レンズを発光させることができるのです。

赤い物体がなぜ赤く見えるかというと…その物体が赤色光を反射し、赤色以外の光を吸収するからです。
黒色の物体はほぼ全ての光を吸収します。そのため光を当てると他色の物体よりも強く発熱します。
反対に白色の物体はほとんどの光を反射します。

上記の条件を満たす製品は「L724 R&W」でした。

M&H マツシマ「L274 R&W」

ナンバー灯の照射方向とピンの位置についてはM&H マツシマさんのホームページで調べられますのでそちらを参考にしてください。
値段は4,725円と、他社の製品と比べるとかなり高めです(^^;)

装着に関しては特に難しいことはないので省きます。早速明るさ、見え方を比較してみましょう!

インプレッション

まずは昼の画像です。常時灯から比べていきます。

(※画像の色調等には全く手を入れていませんが、実際の見た目とは少し異なることがあります。
 特にカメラの特性上、光の強い部分はオレンジ 〜 黄色に写ります。


1. 常時灯/後 (左:白熱球/右:LED)

昼間/純正球/常時灯/後昼間/LED/常時灯/後

…純正球はレンズカットを生かし、広範囲にまんべんなく強い光を放っていますね。
一方LEDの方は、照射範囲が狭く、集中していますがその部分の光量自体は十分です。
絶対的な光量はやはり純正球が上に感じられますが、視認性という点ではLEDも悪くはありません。


2. 常時灯/斜め (左:白熱球/右:LED)

昼間/純正球/常時灯/横昼間/LED/常時灯/横

…こちらは斜めから見たところです。
今回は両者の撮影角度が微妙に異なってしまっているので正確には比較できませんが、私が実際に見たところでもLEDはかなり厳しい感じです。
真後ろから45度程度まででしたらそれほど視認性は落ちませんが、それ以降は一気に厳しくなります。
画像の角度まで回り込むと…ご覧のとおり、こんな感じになってしまいます(-_-;)

次はブレーキランプ点灯時です。


3. ブレーキ灯/後 (左:白熱球/右:LED)

昼間/純正白熱球/ブレーキ灯/後昼間/LED/ブレーキ灯/後


4. ブレーキ灯/斜め (左:白熱球/右:LED)

昼間/純正白熱球/ブレーキ灯/横昼間/LED/ブレーキ灯/横

…後ろ・斜め共に、基本的には常時灯点灯状態をそのまま明るくしたような結果が得られましたが、やはり純正球の光量の多さが際立っています。どの方向からも十分な視認性を確保してますね。
LED球は相変わらず横方向からの視認性には難がありますが、全体的には期待以上の光量を確保しておりました。
特に真後ろからの光は差すような光で、真後ろの車両に対するアピール度は高そうです。

2005/11/3

今度は夜間の画像です。
レンズに水滴かゴミが付いていたせいでしょうか、乱反射して見づらい部分もありますが悪しからず。

まずは常時灯の画像からです。


5. 常時灯/後 (左:白熱球/右:LED)

夜間/純正白熱球/常時灯/後夜間/LED/常時灯/後


6. 常時灯/斜め (左:白熱球/右:LED)

夜間/純正白熱球/常時灯/横夜間/LED/常時灯/横

…夜になると状況は一変します。
純正球の光量、視認性の良さは相変わらずですが、昼間とは違いLEDがいい感じです。
真後ろ以外の角度からの視認性も上々ですね。
少なくとも、暗くて危険ということはないでしょう。ナンバー灯の明るさも十分です。
光の色は、純正球よりも青みがかった蛍光灯のような色です。

最後にブレーキランプ点灯時です。


7. ブレーキ灯/後 (左:白熱球/右:LED)

夜間/純正白熱球/ブレーキ灯/後夜間/LED/ブレーキ灯/後


8. ブレーキ灯/斜め (左:白熱球/右:LED)

夜間/純正白熱球/ブレーキ灯/横夜間/LED/ブレーキ灯/横

…ブレーキランプを点灯させると、純正球とLEDとの絶対的な光量の差はほとんどなくなります。
むしろ真後ろからではLEDの方が圧倒的に視認性は高いですね。
アピール度が高すぎて、後ろの車が眩しいと感じるくらいでしょう(笑)

評価

総評としては…LEDの弱点である光の指向性と絶対的な光量は完全には克服できていないけれども、テールランプ本来の仕事である後方からの視認性は昼・夜共に問題なし、といったところでしょうか。
耐振動性についてはまだ実証されていませんが、少なくとランプとしての性能は、現在リリースされているテールランプ用LED球の中でも高水準にあると言えると思います。

価格もそれなりなのでコストパフォーマンスの点ではそこそこですが、商品自体には満足しています。
何かトラブル等が発生したら(^^;)またここでお伝えします!