2010/7/31
(※純正ブレーキホースを取り外すまでの作業はこちらで紹介しています。)
取り外したブレーキホースは、結構な年数を経ている割には顕著な劣化は見られません。
しかしそこはゴムホース、表面上は見えない材料成分の変質等が進行していることも十分に考えられるので、素直に新品と交換します。
中にはブレーキを掛けた途端、劣化したブレーキホースが裂けて破裂した(゚Д゚ )なんて事例もあるそうですから、皆様も気をつけてください。
ホースはステンレスメッシュにしようとかは全く考えていないので、もう一度DT純正品を選んでも良かったのですけれども、モトクロッサー'90YZ125のものが流用できるとの情報を事前に得ていたので、これがもしかしたらケブラーホースかも!? などと淡い期待を抱きつつ(笑)こちらを試してみることにしました。
注文した'90YZ125のリアブレーキホース(3SP-25873-02/3,958円税込み)です。
ぱっと見て分かる違いは、スプリング状のプロテクターがついていない、フィッティング(バンジョウ)の色が黒色、あとは…何となく細くて軽いことです。
ちなみにこちらのホース、既にレポートしているとおり、残念ながらケブラーではありませんでした。
切断面を見ていないので断定はできませんが、'05YZ250Fのフロントブレーキホース(ケブラー製)に比べて格段に柔らかいこと、また製造メーカーがどちらも純正ゴムホースで高シェアを誇るNICHIRIN(ニチリン)で、ホース表面にプリントされている表記も同じパターンときていますから、ほぼ間違いないでしょう(;_;)
取り外したDT200WR純正ホースと比較してみます。
並べて比べると…明らかに長さが違います。
…あら、'90YZ125の方が約3.5cmも短いのですね(゚Д゚ )
ケブラーではないにしろ、これを使って18年使用したゴムホースと決別するつもりでいましたが、取り回しに不安が…(-_- )
どちらにしろもう一点追加で購入しなければならないパーツが出てきてしまったので、DT200WR純正ホースも念のため平行して注文することにしました。
(あぁ、また無駄遣い…)
ちなみに、DT200WR純正リアブレーキホースには「3.2」
'90YZ125ホースは「2.8」
との表記があり、これがホースの太さ(内径)を表しているのではないかと考えています。
もしそうであればやはり見た目どおり、'90YZ125の方が細いということになりますね。
何が言いたいのかというと、実はチューブの素材や厚さが同じであれば、内径が細い方がホースの剛性が高くなるので、カチッとしたタッチになります。
実際F1マシンなどに使われているブレーキホースはとても細いらしいです。
YZホースを使えば、たとえケブラーホースでなくとも、タッチが向上する可能性は十分あるということです。
うーん、どちらを使いましょう。
大変悩ましいところですが、とりあえずは安全策を取って、DT200WR純正を使うことに決めました。
でもそう遠くないうちに、'90YZ125ホースのインプレッションもお伝えすることになるだろうと思います(笑)
こちらは追加発注したDT200WR純正品…
品番は変更されており、ホース,ブレーキ2/99999-03041 4,326円でした。
ホースの袋の中にはなぜか、ボルト,ユニオン/90401-10172 が2個入っています。
最初は何かの間違いかと思いましたが、ラベルには1「KIT」と書かれていますし、品番も99999-と普通ではないので、ユニオンボルトがセットされた状態で販売されるようになったのでしょう。
しかしDT200WRユーザーにとっては、交換するにしても1個で十分ですし、今の六角ボルトの方が作業性が高い(※今回付属したボルトは六角穴)ので、むしろ不要です(^^;)
旧品よりも価格が300円程度高くなっていますが、これがボルトの分の上乗せだとしたら、ちょっと納得がいきませんね。
流用可能な異なる製品を同時に入手することになったので、せっかくですからそれぞれの重さを量ってみます。
で、'90YZ125の方が約30g軽いという結果になりました。
最後にDT200WR用の初期品と現行品を比較してみます。
違いはバンジョウ(フィッティング)色の違いくらいで、長さ、重さ共に同じです。
ブレーキホースの比較等の詳細は以上です。
あとはこれらを実際に組み付けていきますが、作業手順はこちらをご参照ください(^^)
DT純正ホースを装着する際に、YZ125用を並べて取り回しを確認してみました。
長さ不足が懸念される'90YZ125ホースですが、
Rがきつくなる部分に柔軟性があり、
取り回しは思ったほど厳しくはならないようです。
近いうちにYZホースも試してみたいと思っています(^^)