2006/7/30
モノが揃いましたので、各部の比較と検証を行っていきたいと思います。
最初にYZ125ステムを単体で見てみます。
気付いた点は、
といったところです。
いや、さすがレーサーですね〜、こういうところにしっかりとコストを掛けて作り込んでいます。
強度はもちろん、重量も随分異なるのではないでしょうか。
…それでは、各部の比較に移ります。
まずは、1.ステアリングステムシャフト長です。
とりあえず見た目で…
…シャフト長はほぼ同じです!
シャフト上部の形状はやはり少し異なっていますが、トップクランプはYZのものを使用するので問題ありません。
実際の計測値(※実測値のため誤差あり)は、
となっております。
これはかなり良好な数値です。( ̄ー ̄)ムフフ
希望が確信へと…。
次は、2.シャフト径(ベアリングサイズ)です。
まあ、シャフト径といっても、結局問題となるのはそこに収まるベアリングのサイズです。
ここでは両者のベアリングを比較します。
(※ロアベアリングはDTもYZも同一品番ですので、アッパーベアリングのみを比較しました。)
左がDTのベアリングで、右がYZのものです。
写真ではちょっと見ずらいのですが、ベアリングの刻印(「320/28JR」)は同じですから、同一サイズのベアリングと考えてよいでしょう。
高さが微妙に異なっているのが少々気になりますが、テーパー角やボールレース(ベアリング受け)と接触する部分のサイズは変わらないはずです。
もしくは装着すると同じ高さになるようなサイズに作られているのかもしれませんね。
参考までに、
これでほぼ流用は可能と判明…?
最後は、3. ハンドルストッパーの位置です。
さすがにこれは、私の手持ちの測定器具程度では正確なディメンションを測ることはできないので、見た目と実際の装着により判断します。
うーん、見た目はほとんど変わりないように思えます。
それでは実際に仮装着してみましょう…。
…少し外側にずれている気もしますが、ばっちり使えます!(^o^)/
もう一つ大切な要素を思い出しました。
フォークピッチ(…というよりはアウターを含めたフォーク全幅)です。
交換後のフロントフォークのピッチが広すぎると、ハンドルを切った際にラジエーターやシュラウドにフォークが干渉してしまう可能性があります。
ただ、これに関しては、ハンドル切れ角(つまり、ハンドルストッパーの位置)によるところが圧倒的に大きいので、とりあえずは参考程度にしておきます。
特にフォーク全幅は全く当てにならない数値です。
よって、フォークピッチについても正確ではないので悪しからず。
YZ125のほうが若干幅がありますが、特に問題になるような差ではなさそうです。
その他、気になる数値をいくつか紹介しておきますので参考にしてください。
…大幅なディメンションの変化もなく、実現すればかなり理想的な流用となりそうです。(^^)
ついでに重量も比較してみたので、気になる方はこちらをどうぞ!