ignition / 点火系

2007/5/12

イグニッションコイル交換

  • ◇ 満足度 → 90/100
  • ◇ 取り付け難易度 → 簡単
  • ◇ 取り付けに必要な特殊工具および加工 → 必要なし

昨年来のエンジン不調はイグニッションコイルが原因か?

今日は今年のDT初乗りに向けて必要な整備を行います。
キャブ、タンク、車体、エンジン等の点検清掃を手早く済ませ、約半年間火を入れていないエンジンについては、チャンバーを取り外して排気ポートからシリンダーに直接エンジンオイルを塗付しました。

しかし、エンジン始動前に思い起こされるのは昨年、ACEWELLメーターを取り付けて以来続いていた慢性的なエンジン不調…始動性の低下と、トルク感の欠如です。
始動性についてはハーネスの大幅な加工時に生じた部分的な導通不良、トルク感については同時期に乗り始めたスターレットGTの加速感に慣れてしまったから?(笑)などと勝手に考えていましたが、結局確定的な原因は掴めずじまいのまま、昨年はDTを冬眠させていたのでした。

しかしある日、皆さんご存知 DT200WR Hall of Fame のBBSでどなたかがエンジン不調の原因として、「イグニッションコイルの不良」を挙げられていたのを見て管理人はピンと来てしまったのです ( ̄ー ̄)ニヤリ

…これはイグニッションコイルが原因だ…と。(そのまんまですが。笑)

そういえば、ACEWELLメーター装着時に回路をショートさせたままエンジンを始動させてしまい、トラブルを引き起こしたことがありました。
このとき明らかな不具合を生じたのはニュートラルスイッチでしたが、実は同時にイグニッションコイルも逝ってしまっていたのかもしれませんね。
交換してみる価値はありそうです。

まあ、ある意味消耗品と言っても過言ではないイグニッションコイルを15年間無交換…これは普通に考えても交換時期ですね(^^;)

交換作業

新品のイグニッションコイルは既に入手済みです。

イグニッションコイル(新品)

実は数年前に「ノロジー/ホットワイヤー」を装着する際、イグニッションコイルがヤレているのが気になり、ついでに交換する予定でしたが、それをすっかり忘れて古いイグニッションコイルにそのまま装着してしまったのでした…って、つまりその時点ですでにイグニッションコイルの劣化に薄々感付いていたんやん!(笑)
イグニッションコイルは消耗品です、いくらなんでも引っ張りすぎですね。
これで万が一(?)エンジンの調子が良くなってしまったら、管理人があれほど「イリジウムプラグとの相性が良くないのが原因だ!」などと騒ぎ立てていたホットワイヤーの不調も、実は単にイグニッションコイルが劣化していただけだったという可能性も…!? (-_-;)

気を取り直して、作業に戻ります。
まずは古いイグニッションコイルass'yを取り外します。

イグニッションコイル(旧)取り外したイグニッションコイル(旧)

コードとコイルの付け根部分の接着が剥がれかけていました…。

新品と旧品では型番が変わっていますね。
(※数年前のものなので、これが現行品かどうかは不明です。)

新旧比較

3XPと記されている方が旧品です。
新品は3KJ 、つまり…JOG のイグニッションコイルということでしょうか!?
うーん…(-_-;)

またまた気を取り直して(^^;)作業に戻りましょう。
ホットワイヤープラグコードは再利用するので、イグニッションコイルから分離します。

ホットワイヤーを移植1ホットワイヤーを移植2

今回は必要ありませんが、新品のホットワイヤーを購入した場合は、そのままではコードが長すぎるのでカットします。
その際、ホットワイヤーのコードは付け根から5cm以上残すこと、そしてイグニッションコイルのコードは8〜10cmのところで切断することが指示されています。

ホットワイヤープラグコード/説明書

ホットワイヤー側のプラグコードは長くても構わないとのことですが、長すぎると取り回しが大変になるので、(5cm以上は確保した上で)短めに切ったほうが良いでしょう。

次にホットワイヤーとイグニッションコイルを接続します。
収縮チューブを忘れずに、先に通しておきます。

先に収縮チューブを通しておかないと…

今回はコードの取り外しが可能なので問題にはなりませんが、不可逆加工が必要な工程でこれを忘れると大変面倒なことになります…。

また、新品で購入した場合は防水加工済みの収縮チューブが付属していますが、今回は再利用のため別に用意してやる必要があります。
高電圧がかかるパーツですので防水は必須です。
私は手持ちに防水加工済収縮チューブがなかったので、得意の「グルーガン」で乗り切ります(笑)
ちなみに収縮チューブの太さは10mm(Φ10)がちょうど良い感じです。

ホットワイヤー付属の抵抗入り接続パーツ(サプレッサージョイント)にイグニッションコイルのコードをねじ込みます。

ハイテンションコードをねじ込むねじ込み完了

コードの中心にジョイントのネジが刺さるように、確実にねじ込んでください。

グルーガンでジョイントとコードの隙間を埋めます。
盛りすぎると見た目良くありませんが、足りなくて隙間ができるよりはましです。

グルーガンで接続部を防水加工

収縮チューブの収縮は、本来であればヒートガンを使っておこなうべきことですが、手持ちの工具にはありませんので弱火のコンロで炙ります(^^;)
中心から両端へ、もしくは一方の端からもう一方の端へ、空気を外へ押し出すように収縮させていきましょう。

ヒートガンが無いのでコンロで炙り収縮させる

…これでホットワイヤーの再接続は完了です!

ホットワイヤー接続完了

あとは車体に取り付けるだけです。

ホットワイヤーの特徴でもある、プラグコード直結のアースをエンジンブロックのボルトから取ります。

シリンダーヘッドからアースを取る

「理想はシリンダーヘッドから…」と指示されてるので、私もそれに倣いました。
本来ならば、シリンダーヘッドボルトは全5本とも緩め、決められた手順(2、3回に分けて、対角線に締め込んでいく)に従い締め直すべきですが、今回は内1本だけを緩めてアースの端子を通し、締め直しているので、シリンダーの歪みが心配・・・・・・だったら5本とも締め直せよ!って感じですね(笑)
(…だって、面倒なんだもーん。)
ちなみにシリンダーヘッドボルトの指定締め付けトルクは2.2kgmです。

車体への取り付けも完了しました!

イグニッションコイル交換完了

あとはエンジン始動させるだけですね(-_-;)

インプレッション(5月28日追加)

ガソリンタンクは冬眠前に空にしてあったので、スタンドに持ち込みガソリンを入れてもらいます。
手早くタンクを装着して、いざキック!…でもエンジンはかからない。
うーん、イグニッションコイルを交換しても変わらずかぁ…おっと、キルスイッチがONになっていました(-_-#)

キルスイッチをOFF、チョークも引いて再キック!2発でエンジン始動!!
始動直後のアイドリングも、チョークのみで持続します。

少し温まったところでチョークを戻し、スロットルだけでアイドリングを維持していても、以前はよくみられた突然回転数が激しく上下する症状も出ず安定しています。
ACEWELLメーターを取り付ける以前の快調なエンジンに戻ったように、今のところは見えます。

次は実走チェックです。
うーん、トルク感もばっちりです!DTってこんなに気持ち良かったんだ〜…。
バイク最高、DTモタード最高!(笑)、と改めて実感した一日でした(^‐^)

…というわけで、『ホットワイヤーとイリジウムプラグは相性が悪い』というのも単なる私の妄想だったのかもしれません( ー_ー)
まあ、ホットワイヤーを装着したのはACEWELLメーターを装着する随分前であり、その時すでにイグニッションコイルが駄目になっていたかどうかまでは、今となっては検証できませんが。
(と、言い訳してみました ^^;。NOLOGYさん、NGKさんゴメンナサイ。)

みなさんの中にも、始動性が悪くなった、アイドリングが安定しない、エンジンのトルク感が無くなった…などの症状をお持ちの方で、特に不調箇所が見当たらないという方がいらっしゃるようでしたら、試しにイグニッションコイルを交換してみてください。
私のように気持ち良くなれるかもしれませんよ(笑)