2005/11/1
4st用ZOILは、エンジンオイルには8〜10%、マニュアルトランスミッションオイルには6〜8%の割合で混合するよう指示されています。
2stエンジンのギアオイルは、役割的にはマニュアルトランスミッションオイルと同じですが、念のためどちらの場合でも範囲内に収まる8%で添加することにしました。
ギアオイル交換時に必要なオイル量が750mlのDT200WRでは、
ギアオイル 690ml + ZOIL 60ml = 750ml
という割合になります。
ちなみにコストは、
YAMAHAギアオイル698円(オープンプライス?) + ZOIL1,032円(4,300円×60ml/250ml)
=1,730円
です。
新品のギアオイル690ccに対し、ZOIL 60ccを混入してよく混ぜます。
交換前のオイルと比べるとその色の違いは歴然です…。
これをギアオイルとして投入します。
油面調整ですが、私のDTは点検窓が曇っていて?よく見えないため、点検窓での調整はしていません。
点検窓を利用する場合は、オイル投入後十分に暖機してからエンジンを止め、2〜3分経過後に油面を点検し、オイル量を調整します。
2ストロークエンジンのギアオイル量はそれほどシビアになる必要はないので(過多、過少はもちろんXですが)、ちょっと多め、ちょっと少な目でも大丈夫でしょう。
オイル交換作業の詳細はこちらをご参照ください。
10分間位走行して暖機した後、アイドリング回転数を確認すると、普段よりも約100rpm(添加前平均1400rpm → 添加後平均1500rpm)程度上昇していました。
エンジンの騒音や吹け上がりについては良くなった「気がする」程度ですが、確実にフリクションは低下しているようです。
2stエンジンのようにエンジンオイルとギアオイルが分離されている機構では顕著な効果は期待できないと考えていましたが、良い意味で期待を裏切られました。
むしろエンジンオイルに添加したときよりも数値として現れたので満足度が高かったかも(^^;)
コストパフォーマンスの点からも、やはりお薦めできる添加剤です。
裏技というほどのものではありませんが、ギアオイルを4stエンジンオイルの「エフェロ」で代用して、それに4st用ZOILを添加するという方法を試してみようかなと。4st対4stで、相性が良さそうですよね(^^)
気になるのはオイルの粘度(4stエンジンオイルは硬い?)ですが、性能面では特に問題ないと思います。
単に2stギアオイルの方が役割が少ないだけで、「トランスミッションの潤滑」を役割に持つという点ではどちらも共通ですから。
もちろんその逆は不可でしょうけど(^^;)