2006/5/13
私のお気に入りの工具を紹介するシリーズ、第二弾です。
今回は、 FACOM(ファコム)/ラチェットハンドル 3/8 (品番 J 161) を紹介します。
某工具ショップのセールで、3900円で購入しました。
外観は、グリップのデザインが管理人的にはイマイチだったりしますが…ヘッドや柄の質感は良く、全体的には機能的ですっきりとした、私好みのデザインです。
しかしファコム製ラチェットの最大の魅力は、その「動作」の質の高さにあります。
ファコムが誇る作動角 5度の72枚歯ギアは、滑らかな動きと適度なクリック感を備え、高級感すら感じさせるその作動性は、使用する者にちょっとした優越感を与えてくれます。
最近ではファコムのラチェットのパクリ?模造品?が市場に溢れておりますが、この操作感だけは真似できていません。
しかし短所もいくつかあります。
ギアなどのメカニズムにこだわっているためでしょうか、他有名メーカーのラチェットと比べるとヘッドが大き目(厚目)で、狭いところでの作業には少々不利な形状です。
ただ、その機構のおかげで獲得した、作動角「5度」というアドバンテージがその短所を十分にカバーします。
その他、使い込んだ方からは「グリップが抜けやすい」、「ギアが脆くて壊れやすい」といった不満も聞かれますが、今のところ私はそのような目には遭っていません。
特にヘッドはオーバーホール可能ですので、長く使うつもりであればそれほど致命的な問題にはならないと思います。
管理人個人的にちょっとXなのは、回転方向の切り替えがダイヤル式であるところです。
ただ、レバー式よりもダイヤル式のほうが好きという方もいらっしゃるでしょうし、一概にどちらが良いとは言い切れませんね。
とにかく一度、工具店で実物を触ってみてください!
この「J 161」の他にも、プッシュリリース(ボタン一つでソケットを取り外せる機構)を備えたものなど、いくつかのバージョンがラインナップされています。
価格は、一番オーソドックスなJ 161で、定価(といっても輸入品ですので定価はあってないようなものですが)を8,000円前後に設定しているところが多く、実勢価格は6,000円?前後となっているようです。